【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第5話 俺の歌 ページ8

〜炭治郎side〜



「はぁー、疲れたー！」




ライブが終わり、帰宅する
今日から新居だ。

新たな新居となるのは二階建てのアパート。
もっと豪華な家に住めるお金はあるけれど、俺にはもったいない気がした
それに何より、窓から見えるスカイツリーをとても気に入ったから。


ライブはとっても疲れたけどその2倍くらい楽しかった

ファンのみんなが応援してくれているから俺も頑張れるんだ！






そんなことを思いながらソファで微睡んでいると、





『♪俺…全部ちゃんと…するから…』



隣の部屋…か？
なにか聞き覚えのあるリズムが聞こえてきた

傍から見ればただの変態なのだが、俺は壁に耳を当ててじっと聞き入ってしまった





これ、俺の歌だ。しかもあんまり有名じゃないやつ。





隣人の女性(？)が、自分の歌を歌っていた
澄んでいてとても綺麗な声。その人の性格をそのまま表しているかのようだった。




あんまり楽しそうに歌うものだから、俺もつられて歌ってしまった




この曲は、今まで出してきた曲の中で1番と言っていいほど気に入っているものだ
でも、この曲は初期の頃に出していたからあまり人気もなくて。

皆の求めてるものと違ったのかなって、少し落ち込んでた



こんなに楽しそうに歌ってくれてる。
俺の届けたいことが伝わってる。




「うひひっ」


嬉しくなって笑ってしまった
自分の笑い声が善逸に似てきている気がして、少し悲しかった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「はぁー、久しぶりにこの曲歌ったな。」



曲も終わり、声も聞こえなくなったあと、ほわほわしていた俺は我に返った




お隣さん、相当なkamabokoファンらしい。
バレないようにしなきゃ…！

第6話 竈門さん→←第4話 お隣さんの歌声？

ラッキー鬼滅アイテム

煉獄さんの羽織

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す