【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。

第16話 俺がいるから ページ19

〜Aside〜

扉を開けると、そこには先程別れたはずの竈門さんがいた



『竈門さん…？どうしましたk』




全ての言葉を言い終わる前に、竈門さんがずんと玄関まで入ってきた
そして、





ｷｭｯ




優しく、優しく抱き寄せてきた




『！？！？！？』




あまりに突然の出来事でじたばたするも、竈門さんは私を離してくれない
結局抵抗するのは諦め、竈門さんの胸板に顔をうずめることとなった

なんか付けてるのかな
イケメンな顔面にピッタリな柑橘系のような爽やかな匂いがした





「俺がいるから、無理しなくていいから」



何度もそう言いながら背中をさすってくれる
大の大人がそんな風にされるのは少し恥ずかしいけど、竈門さんにされると全く嫌ではなかった




『ありがとう、ございます…』




顔を見られないように静かに泣いた
竈門さんはそれも分かっているかのように、私が落ち着くまでずっとあたたかく包んでくれていた


一人暮らしをしていて、最近あまり感じたことのなかった身体の温もり
竈門さんは体温が高いのだろう、湯たんぽみたいだな、と思った




彼はどれだけ時間が経とうと嫌な顔ひとつしなかった


もう少しだけ、もう少しだけ。







あとちょっと、甘えさせてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトル少し変えてみました。
前のほうがいいって方いませんかね…


別作品ですが、ヴァイオレットエヴァーガーデンの、少佐の抱き締め方がほんとに優しくて優しくて悶えまくってました
京アニ様は神。

第17話　さっぱりしたもの...→←第15話 俺が笑顔にさせてやりたい

ラッキー鬼滅アイテム

煉獄さんの羽織

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す