炭酸水 -泡泡- (ページ3)

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2｢あーあー、何何何

もう、めんどくせーなー｣

結局大人しくニカちゃんに従う事にして
家に帰ってからほんの十数分後。

めんどくせー、なんて口をたたきながらも

私の横に腰かけて頭をぐしゃぐしゃ撫でながら

どした、って優しく声をかけてくれる彼は

きっと世界で1番優しい人だと思う。

お風呂上がりなのか、髪はボサボサだし格好は最悪だけどね。

2｢お前、ちゃんと玄関の鍵閉めろよ｣

｢だってニカちゃん来るって言ったし｣

2｢それでも危ないでしょ｣

｢すぐ来たじゃん｣

2｢…

ﾊｧ、風呂は？入ったの？｣

｢入ってない｣

2｢じゃ、先入ってきな、｣

｢…分かった｣

そして、その笑顔は私を癒してくれる。

頭まで浸かってあったまれよ！って言うのは
ちょっと意味わかんないけどね。

2｢あ、まって｣

部屋着を手にお風呂場へ向かおうとしたら
ソファから顔をのぞかせてるニカちゃん。

｢なに｣

2｢一緒に入った方がいい？｣

｢は？｣

2｢え、入りたくない？｣

｢きも、むり｣

2｢きゃはは｣

…ちょっと褒めすぎたか。

髪を乾かしてリビングに戻ると

湯気のでた紅茶がテーブルに置かれてて、

私に気づいた彼は優しく私に微笑みかけながら

2｢泣かないように俺が来るっていったでしょ｣

なんて、、

恥ずかしいのか私の顔を一切見ずに言い切った後

座っているソファの位置を横に少しずれて

ﾄﾝﾄﾝ叩きながら座れって言う。

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