4話 ページ5
降谷side
バーボンとして組織の仕事をこなし、三日ぶりに本庁にやってきた。時刻は朝6時。徹夜でもしない限りまだ人はいない。
徹夜でもしない限り。
「何してんだお前ら」
『仕事の息抜きです。ね、風見さん。』
「あぁ。仕事の息抜きですよ、降谷さん。」
書類が山積みの机に僅かに作られたスペース。
そこにたつ何枚かのトランプ。
「『トランプタワーです。』」
「うるさい声を揃えるな。」
何やってんだこいつら。中学生か。馬鹿なのか。馬鹿なんだな。
「あ、また倒したのか丹野。」
『難しいですねこれ。4弾までしかいきません。』
「うむ。やはりな。おれもだ。」
「へたくそめ。」
そう言って部下からトランプを取りあげトランプタワーを作り出す俺。
あぁ、疲れたなぁ。ポアロ、行きたいなぁ。
なんてことを考えながらトランプを立てていく。
(ちょっと風見さん。降谷さんにやにやしてますよ。)
(やめろ。降谷さんは疲れているんだ。組織が三日間も続いたからな。)
部下からの蔑まれるような憐れむような視線なんかしらない。
僕は今ポアロの安室透です。
(ちょ、今安室透ですって言いましたよ。安室透なんですか。)
(そうなんだろ、きっと今降谷さんは安室透なんだ。)
『降谷さん、仮眠室、行きましょう。』
「安室透です」
『降谷さん。仮眠室あちらです。』
「安室透です」
安室透です。僕は、降谷さんではなく、安室透なんです。
「Aさんっていつもどんなシャンプー使ってるんですか？とてもいい香りがします＾＾」
『風見さんのとおなじです。』
「のるな。」
『そんなことより早く仮眠室行ってください。仕事の邪魔です。』
いや仕事してなかっただろ。トランプタワーやってただろ。
すると何やら構える丹野。
『力でどうにかします。』
「ばか！やめとけ！ここでやるな！」
慌てる風見。
構える僕。
すると、急に視界が回った。
『私に足かけられる降谷さんは使い物にならないので寝といてください。』
首にストンと手刀をかまされ、あっさりと目を閉じた。
(おい、流石にそれは俺がやる。)
(大丈夫です。思ったより軽いです。)
(違う、降谷さんが可哀想だ)
(おはようござい ま す……何してるんだ丹野)
(降谷さんを運んでいます。)
ﾊﾟｼｬｯ
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りぃ(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！もう1つも更新したいので少しずつにはなりますがよろしくお願いします。 (2019年7月28日 23時) (
レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月30日 1時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 愛海さん» ありがとうございます！たのしみにしててください！ (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 夢蜂さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
愛海(プロフ) - すっごい良いです！ツンデレｪｪ!!!更新頑張ってください！！楽しみにして待ってます！ (2019年3月24日 18時) (レス) id: 2a436838dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃ | 作成日時：2018年11月24日 15時
