27話 ページ28
ある日の朝の公安。
いつもより空気が冷えこむひだった。
「丹野。今日の午後にここに行ってくれ。……
どうしたそんな怖い顔をして。」
『いや、別に。なんでもないです。了解しました。』
風見からの仕事に怪訝そうな顔をしながらこたえるA。
.
(丹野の顔色がいつもより悪い気が……)
そう思いながらも自身の仕事が残っていたためパソコンに向かう。
Aはひざ掛けをかけながら仕事を進めていた。
時々体をデスクに突っ伏して固まる姿に風見は心配しながらなんと声をかければいいかためらっていた。
『……なんですか風見さん。さっきから気になります。』
「あ、あぁすまない。何だか体調が悪い気がしてな。」
『大丈夫ですか?確かな顔色が悪そうですね、』
「お前の話だ。」
『あ、私ですか。大したことないので気にしないでください。』
「大したことないはずはないだろう。あんなに苦しそうだったじゃないか。」
『仕方ないんです。こういうものですから。』
「無理をするなと言ってるんだ。」
『いや、ですから仕方ないんです。』
「……お前はいつもそうだ。俺はそんなに頼りにくい上司か?お前にとってそんなものだったのか!?」
声が大きくなる風見。
それにどうすればいいか困惑しているA。
「俺は…お前が心配で!!」
『生理なんです!!』
皆さん。お気づきだろうか。
今までの会話は全て
公安刑事たちのデスクで行われていることを。
『……最悪』
「すまない。」
.
·
(丹野生理だったのか。知れてよかったな風見。)
(やめてください降谷さん。私が変態みたいに……)
(あ、変態かと思ってました。)
(丹野……ほんとにすまないことをしたとおもってる……)
(風見さんが丹野に生理って言わせたらしいぜ)
(まじで??)
(あああああああああああ!!)
風見の悲痛の叫びが聞こえた。
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りぃ(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!もう1つも更新したいので少しずつにはなりますがよろしくお願いします。 (2019年7月28日 23時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年6月30日 1時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 愛海さん» ありがとうございます!たのしみにしててください! (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
tanriko1387(プロフ) - 夢蜂さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年3月25日 12時) (レス) id: d0ef854191 (このIDを非表示/違反報告)
愛海(プロフ) - すっごい良いです!ツンデレェェ!!!更新頑張ってください!!楽しみにして待ってます! (2019年3月24日 18時) (レス) id: 2a436838dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃ | 作成日時:2018年11月24日 15時