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1番にお祝いして欲しかった人には忘れ去られていて、
不規則な時間に、気まぐれなメッセージ。
いつもドキドキする着信画面は拒否ボタンを押した。
素直じゃない私の、せめてもの反抗心。
寝ようとしたって、頭に浮かぶのは大好きな人。





仕方がないって分かってる。
それでも好きだからずっと続いてる。
既読が付いて数分、玄関から物音がした。
嘘じゃなかった。





『鍵閉まってなかったんだけど』
「あ、」
『まじ気をつけろよ』





第一声がそれ。悔しいけど、その声が聞きたかった。
そして、右手にぶら下げている正方形の箱に目がいく。
何かなんてすぐに分かったけど、やっぱり悔しいから知らないフリ。





『ケーキ食う?』
「太る」
『んなの気にする女じゃねえだろ』
「ダイエット始めたの」
『なんで』
「なんでも、」






見え透いた嘘も本気で捉えようとするから笑いそうになる。
不意に近づき、お腹を摘んで紫耀は口を開く。





 ・→←◎:甘い訳



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まきこ(プロフ) - 全部のお話すごく好きです!!甘えてくれる紫耀くん可愛すぎますね!またいろんなお話読めるの楽しみにしてます^ ^ (2021年2月14日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詠夢 | 作成日時:2021年2月7日 1時

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