検索窓
今日:26 hit、昨日:22 hit、合計:118,415 hit

 ・ ページ11








どうやら今日の現場が私のマンションの近くだったらしい。
「近場を選んだ方がいいでしょ?」って言うけどさ、
いや、そんなのここに来る理由に直結しないよ?






「怒ってんの?」
「呆れてんの」
「あーね笑」
「え、てか明日はどうすんの」
「マネージャーが迎え来る」
「ここに?!」
「そう」
「……良心が痛まないの?」
「だって車、事務所に置いてきちゃったし」






話にならない。電池なんてすぐ交換すれば良いのに。もう〜〜。
紫耀と話してると会話が成り立ってるのか
成り立ってないのか、よく分かんなくなってくる。
当の本人は携帯ゲームを開きながら悪びれる素振りもない。







「アイドルが一般人の家に泊まるって頭おかしいよ」
「俺のことアイドルだと思ってねえくせに」
「……いや、まあ否めないけど」
「そうだよな?お前俺にいつも冷たいもんな?」
「友達だったら普通でしょ」
「じゃあ友達やめたら優しくしてくれんの?」
「は?」






またまた…、今度は何を言い出すんだよ。
出たよ、この空気。月1で訳の分からぬ事を言い出す。
いつものように流そうとしたら、やけに真剣な顔になる紫耀。






「真面目な話、俺ら付き合う?」
「……え?」
「友達やめる覚悟は出来てるよ、俺」
「またそうやって冗談ばっか」
「冗談じゃないって言ったら?」






ねえ、なにこれ。ドッキリ?カメラ仕掛けてある?
恋愛に発展するタイミングなんて、いくらでもあるとは言うけど
こんなの、おかしいでしょ、うん、おかしいよ。






「やめてよ、」
「割とまじで好きって言ったら?」
「ねえ、紫耀、」
「好きになってくれる?」






いつまでこんな関係を続けていくのか、本当はずっと気になってた。
紫耀が軽い人ではないことも随分と前から分かってる。
だから故、戸惑ってる。こんなに真剣な眼差しは初めてで。






「……分かんないよ、そんなの」
「じゃあ好きになって」






頷くことしか出来ないのは、私もきっと好きだから。






◎:もっと甘えてよ→←◎:プラトニックに恋して



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (244 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
416人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , King&Prince
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まきこ(プロフ) - 全部のお話すごく好きです!!甘えてくれる紫耀くん可愛すぎますね!またいろんなお話読めるの楽しみにしてます^ ^ (2021年2月14日 8時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:詠夢 | 作成日時:2021年2月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。