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第4話 ページ9

目が覚めたら、そこは私がいつも居る病室だった


痛っ…


身体が痛くて腰を上げるのがやっとだった

ふと隣を見るといつもの様に
ベッドに頭を突っ伏して寝ている先生の姿があった


先生…

貴方は、私の事どう思ってますか…?


るぅと「んん…」


先生は目を覚ますと私に気がつき、ヘラリと微笑んだ


るぅと「…おはよ」

A「せんせ…ごめんね…」

るぅと「何が…?」

A「我儘言って…っ、ごめん…っ」


涙が溢れた

自分の気持ちを押し付けて先生を困らせてしまった


A「…っ本当に…ごめんなさいっ…」

るぅと「…泣かないで、大丈夫だから…ね?」


先生は私をあやす様に抱きしめてくれた

先生の優しさが身に沁みて涙が止まらなくなる


A「うぅ…せんせ…いっ…」

るぅと「だから、泣かないでってばっ」

A「だって…先生が優し過ぎてっ…
  申し訳なくなってくるの…っ」


そう言うと、先生は深い溜め息を吐いた


るぅと「…じゃあさ、1つだけお願い聞いてくれる?」


お願いが何かは全く検討が付かなかったけど
それで許してもらえるならなんでも聞こうと思い
無言でコクリと頷いた

すると先生は抱きしめるのを辞め、私の事を見つめた

その強い眼差しに引き込まれそうになった


るぅと「…僕は、Aちゃんが好きです。
  …っ付き合って下さい…っ//」


少し頬を染めながらそう言う先生がとても可愛く
見えた


A「せんせ…っ私…っ」

るぅと「…あれ、もしかしてお断りですか?」


ニヤニヤしながら聞いてくる先生はやっぱり確信犯だ


わかってるくせに言わせようとしてる…

ずるい…っ


先生の言葉に大きく首を振った


A「っそんな訳ないじゃんっ…!
  私も…っ大好き…」

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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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