短編集

・ ページ40

・○○ side





『それ、、悪口…っ、』





迎えに来てくれて嬉しいのに。




なんで、もっと素直に言えないんだろう……




ほんと、可愛くないな…わたし………





零二「ごめん。」

『…っ、』

零二「全部、俺が悪かった」

『……零二、怒ってない？』

零二「なんで俺が怒んだよ。お前こそ…もう怒ってないのか……？」






珍しく零二の弱気な声が聞こえて…



でも、




『零二…？』

零二「俺さ、一生守りたいって、大切にしたいって思ったのお前が初めてで…だから、女への接し方とか分かんねぇけど」





顔をあげて、視線を合わせた時には




もう、いつも零二で






零二「お前のことちゃんと好きだから。ずっと一緒に居たいって思ってる。だから…離れんなよ」






珍しく、ちゃんと言葉にしてくれたのは私が不安がってるって気づいたから…？





『零二っ、！！』

零二「うっわ、おま、危ねぇだろ。」






そう思ったら堪らなくて、勢いで抱き着いたらちゃんと抱き留めてくれて。






零二「ごめんな。今日の埋め合わせは必ず」

『うん、、また今度絶対ね？』

零二「あぁ。約束な」





初めて喧嘩して、仲直りした後の零二は





零二「デートの為にその髪やったの？」

「かわいい、」







いつもの何千倍も甘々でした…。

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