マフラー:天月 2 ページ30
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首には自分のマフラーを巻いて、天月に借りたマフラーを昨日急いで作ったお菓子と一緒に袋に入れた。
はぁ、と軽く息を吐くと相変わらず真っ白になる。…早く、春が来ないかな。
「あ、Aちゃん。」
「あ、まふくん。」
振り向くと、真っ白なマフラーをしたまふくん。天月経由で知り合った隣のクラスの友達。寒いからか、まふくんの白い肌が赤くなっていて、思わずポケットのカイロをまふくんのほっぺたにそっとくっつけた。
「わ!?」
「寒そうだったから。」
あげる、とまふくんにカイロを手渡す。カイロ持ってなさそうだし見てるだけで私が寒いから。
「え、でも、Aちゃんのカイロ…。」
「私はまだ、あるから。」
反対側のポケットからカイロを取り出して、まふくんに見せるといくつあるの、って笑われた。寒い冬、カイロ1つなんて無理。じゃあ、学校に着くまで借りるね、だって優しいね。こういうところがモテるんだろうな。
2人でのんびり登校していると、自転車の音がして私の頭に誰かの手が乗った。
「A、俺のマフラー後で返してね。寒い。」
「え、う、うん。」
じゃ、と自転車を走らせて行った天月。…やっぱり寒いんじゃん。風邪とかひかなかったらいいけど大丈夫かな。
「マフラー?」
「昨日、忘れちゃって、天月が貸してくれたの。」
「へー。」
「天月くん。」
「な、何…。」
「今日の朝の、Aちゃんと話してる僕に嫉妬した?“俺の”って地味に強調して言ってたし。」
「な、なんのこと…。」
だって、俺のモノだってシルシ、巻いてなかったから。
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蒼(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!!好きだと言っていただけてテンション上がってます!ゆきさんもお身体にはお気をつけてくださいね! (2018年12月3日 8時) (レス) id: 6ff2611221 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - スイ(さぶ)さん» 分かりました。坂田さんですね!せっめいありがとうございます、助かります。早めに書き上げられるよう頑張ります! (2018年12月3日 8時) (レス) id: 6ff2611221 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - こういう短編好きです…!!(ほとんどコメントしたこと無いので、ちゃんとした日本語になってるか心配です) 読んでて楽しいので、次も楽しみにしてます!! 寒くなってきてるので、お身体には充分お気をつけください…!応援してます!! (2018年12月2日 18時) (レス) id: e3b7ecda00 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(さぶ)(プロフ) - ありがとうございます!!坂田さんで、試験前の勉強会をしてて途中で告白する…みたいなのって可能でしょうか…。語彙力なくてすみません。幼馴染だとかの設定は作者様が書きやすいようにして頂いて全然大丈夫です!よければお願いします… (2018年12月2日 0時) (レス) id: 9fca0c060a (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - スイ(さぶ)さん» 楽しんでいただけて凄く嬉しいです!ぜひぜひお楽しみください(あってるのか?)リクエスト嬉しいです、いつでも受け付けております!お待ちしています。 (2018年11月29日 22時) (レス) id: 6ff2611221 (このIDを非表示/違反報告)
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