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ダイニングに所狭しと並べられた潤くん手作りの沖縄料理。
オリオンビール片手にみんなでワイワイと頂いた。
海ぶどうもあったし、ビール以外の飲み物はさんぴん茶だし、徹底してるのが潤くんらしい。
食事が終わった頃、雅紀くんが「俺からもお土産！」と紙袋をテーブルに置いた。
「何これ」と、ニノくんが袋の中を覗く。
隣から智くんも「なになにー？」と覗き込んで「あ、練乳」と練乳チューブを取り出した。
「かき氷パーティーしよ！」
智くんが「色んなシロップあるー、あ！缶詰もある！豪華！」と次々に袋の中身を出してる。
「かき氷パーティーって...氷は？」
「大丈夫！翔ちゃんに氷作っといてねって頼んでおいたから！」
ニノくんに自慢げに応えた雅紀くんが翔さんに「ね！」と言うと、彼も自慢げに親指を立てた。
とりあえず食べ終わった食器を全員で片付けて、ペンギンのかき氷機を出して来て、パーティーが始まる。
前と同じようにお庭にも椅子を出して。
翔さんが縁側の端っこに、蚊取り線香を焚いてくれた。
「あぢぃぃぃ...」
縁側から脚を放り出したニノくんが、後ろにバターンと倒れる。
クーラーを切って窓を開けた部屋は、確かに暑い。
暑いけど、夏！って感じがして私はこの空気が好きだったりする。
「夜風が気持ちいいよ」
ニノくんの隣に腰を下ろすと「生温いし...」とブツブツ。
氷を削ってる潤くんが「カズー、何味にすんのー？」と訊く。
それと同時に出来上がった氷を持った智くんが庭の椅子に座った。
ニノくんが起き上がって「大野さん、何それ」と言うと智くんはかき氷を見せながら「みかん氷！みかん乗せ！」と嬉しそうに笑う。
「...おじさんが子供みたいに笑った」
私も同じ事思ったよ、ニノくん。おじさんとは思ってないけど。
「オレもあれが良いー！潤くーん！オレもあれー！」
「聞こえてるわ！うるせぇ！」
「賑やかだなー」と翔さんが笑いながら赤い氷を持って、庭の椅子に座る。
「おっ！ミスターベーシック。やっぱり苺ですか！」
「苺が一番美味しいって」
「せめて練乳かけたら良いのに」
「これが美味いの」と、翔さんは氷を1口頬張ると顔をキュッと顰めて頭をトントンと叩いた。
「食べた後の行動までベーシック」
楽しそうにケタケタと笑ったニノくんの元に雅紀くんが「みかん氷だよー」と黄色い氷を持って来た。
そして私に「Aちゃんの」と、練乳氷をくれる。
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るこ(プロフ) - 完結ありがとうございました。多分今の私の気持ちreiさんの気持ちと似た気持ちだと思います。でもreiさんのお話大好きなので、またお会いできるのをのんびり待っていますね。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 完結、ありがとうございました。そしてreiさんのお気持ち、分かるような気になってます、すみません。また書きたいなと思える時がきたら、よろしくお願いいたします。reiさんが大好きなので、無理せず、楽しくお過ごし下さいね。 (2020年5月19日 0時) (レス) id: 60fee0eb93 (このIDを非表示/違反報告)
あもゆ(プロフ) - 完結おつかれさまでした。そしてありがとうございました。お互い素直になれなくてこじらせまくってしまい、お互いの気持ちが通じ合うまで長い時間がかかってしまいましたが、とにかく良かった｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡自然と涙が出て流れてました。 (2020年5月17日 7時) (レス) id: 7ecebd6013 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。まぁくんのちょっと能天気で優しいところが分かって良かった。主人公ちゃんからの目線だととんだ小悪魔だったからなぁ(笑) reiさん…創作意欲が涌いたら戻って来てね。待ってます。アデュー (2020年5月16日 11時) (レス) id: aab6d8833f (このIDを非表示/違反報告)
おちょう@7(プロフ) - まー君サイドのお話も、完結ありがとうございます。切なさMAXで、最後まで読みました。二人の幸せを願います。こちらに載っている短編は、どれも好きなお話ばかりです。またお会い出来る日を楽しみにしています。 (2020年5月15日 19時) (レス) id: 9201910101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rei
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=reika72
作成日時：2019年8月5日 21時
