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181.切り裂き魔 ページ31

「無限列車…」


 なるほど。

 微かだが、鬼がいた気配が残っている。


「おい、あんた!ここは立ち入り禁止だぜ。」

「やあ!俺は鉄道管理局から依頼されて、

 弁当を差し入れに来た者だ!」

「へえ。おい!弁当だってよ!」

 
 設備工場の親方が声をかけると、

 ぞろぞろと人が集まってきた。

 親方に無限列車がなぜここへと移されたのか問うと、

 車体に原因があるわけではないこと、

 巷で人食い列車と噂されて悔しいと答えた。


「運行再開が決まった今、

 精一杯の整備をして送り出してやろうと思ってな。」


「運行再開?」


「ああ。明日の夜だ。だからみんなこうやって…」



 気配がする…

 鬼の気配だ。


 すると突然、工場の奥の方から叫び声が聞こえてきた。


「鬼ダ!鬼ガイルゾ!」


 声のした方へ駆け寄ると、

 そこには人を抱えた鬼が立っていた。


 鬼は弁当を踏みつけにし、鬼になってから

 人間の食べ物が臭くてしょうがないと言い放った。

 人々が真心を込めて作った弁当を踏みつけにするなど、

 最低だ。


「美味そうな人間は喰っちまうが、

 不味い奴は夜通し傷つけて楽しむんだ。」


「そういうことか、切り裂き魔。不愉快な奴だ。」


 鬼は作業員を人質にして逃げ回る。


「た、助けて…」


「心配するな!君は俺が必ず助ける!」




 * * *



 作業員を鬼から助けると、

 鬼は弁当売りの人たちがいる駅へと向かっていった。


 俺は負傷した作業員の少年の応急処置をすると、

 駆けつけてくれた鬼殺隊士へ引き渡し、

 すぐに駅の方へと向かった。


 絶対に誰も死なせない!!




 駅へ着くと、

 切り裂き魔が弁当売りの少女の首を掴んでいた。

 鬼へ斬りかかると、足に一撃を入れることができたが、

 奴は瞬時に交わして駅構内へと逃げていく。


「あ、あなたは…」

「大事はないか?」

「あっ…おばあちゃん!!」



 鬼を追いかけると、奴はお婆さんに近づき、

 襲い掛かろうとしていた。


「一体…どうやって追いつきやがった!?」

「過信するなと言ったはずだ!」

「くっ…試してみようじゃねえか。

 俺がこのババアの喉を切り裂くのが先か、

 お前が俺の頸を取るのが先か。」


「試すには及ばない。お前は…遅い!!」


 刀を振りかざし、一撃で鬼を仕留める。


「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」




「あなたは…救ってくださったのですね。二度も…」

182.東雲の流れ星→←180.無限列車の在処



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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - misakimiさん» 最後までお付き合いいただき、感謝申し上げます。主人公に感情移入し、物語に入ってもらってこそ、この小説の醍醐味と思い作っていたので、大変光栄です!あたたかいコメントにいつも励まされておりました。ありがとうございました! (7月16日 7時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 読了が遅くなりました。お疲れ様でした。長らく愉しませて頂きました。現し世でなくても、ハッピーエンドとは!こういう纏め方もあるのかと感心です。彼女の気持ちに入り込んでいたため、逢いたいけど早いよと涙しました。 (7月15日 16時) (レス) @page50 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!起承転結の「転」は恐らく読者様の予想を超えるものになってしまったかもしれません。しかし、美桜さんのように嬉しいお言葉をいただけると、作者として本当に幸せです♡最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (7月10日 15時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 完結おめでとうございます。途中思わぬ展開に驚きましたが、最後は悲しさもあるけれど、なんだか暖かな気持ちになりました。あとがきの狐姫様の言葉に色々と考えるきっかけになりました。次の作品も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました♡ (7月8日 21時) (レス) @page50 id: 4bde5e03bb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - エリスさん» エリスさん!感動したと言っていただき、大変光栄です♡完結まで書けたのも、エリスさんをはじめ、応援してくださる読者様のお陰です!感謝申し上げます!番外編、新作等でもまたお会いできると嬉しいです(*˙˘˙*) (7月8日 19時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2022年6月12日 13時

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