検索窓
今日:40 hit、昨日:23 hit、合計:19,283 hit

151.密かな楽しみを胸に ページ1

*ここからはしばらく杏寿郎side*



 柔らかな日差しが気持ちの良い春となった。

 どこかで鳴く(うぐいす)は心に安らぎをもたらす。



 手のひらを上に向けると、

 ひらひらと舞った桜の花弁が落ちてきた。

 
 これから任務地へと向かうが、

 今夜は任務を終えたらAと桜を見る約束をしたので

 密かに心を躍らせていた。


 Aに早く会うためにも、すぐに任務を終わらせよう!




「…ありがとうございます!炎柱!」

「うむ!無事に鬼の討伐ができて良かった!

 君たち、怪我はないか?」


「はい!炎柱が応援に来てくださったおかげで

 ここにいる隊士は皆問題ありません。」


「そうか!それは良かった!

 今夜の任務はこれで終いだな!気をつけて帰るように!」



 任務を終えた俺のところに、

 Aの鎹鴉の和咲がやってきた。


「A、任務完了!カアア!」

「そうか!無事に鬼を倒したのだな!

 承知した!これからAのいる方へと向かう!

 和咲、彼女に伝えてくれ!」



 すっかり夜も更けてしまった。

 高く登った満月を見ては、彼女に想いを馳せた。



「あの、すみません…」

「ん?」

 声をかけられ振り返ると、そこには一人の男性がいた。

 服装からすると、どうやら鉄道会社の人のようだ。


「こんばんは!随分と遅いご帰宅なのですね!

 お勤めご苦労様です!どうかされましたか?」


「さっき、階段で踏み外してしまって…

 足を痛めてしまいました。

 申し訳ないが、家まで肩を貸してくれないか?」


「分かりました!少し怪我の具合を見せてください!」

 男性の右足を見ると、赤く腫れていた。

「腫れがあります!歩くのはやめた方がいい!」

「いや、でも…」

「お任せください!」

 俺はそう言うと男性を背負って歩き始めた。

「わっ!まさか男に背負われるとは…」

「ははは!この方が予後が良いでしょう!

 家の道案内を頼みます!」



 
 彼を家まで送り届けると、

 俺は再びAの生家の方へと歩き始めた。


 ふと空を見上げると、月は西に傾き始めていた。
 
 少々時間がかかってしまったな。

 Aと夜桜を見ようと思っていたが、

 夜明け、暁の花見になってしまいそうだ。


 それはそれで綺麗かもしれぬな、と考えていると、

 突然、要と和咲がけたたましく鳴きながら飛んできた。



「杏寿郎!!Aガ鬼ト遭遇!!

 カナリノ強敵!急ゲ!」

152.彼女が遭遇した鬼→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

狐姫(プロフ) - misakimiさん» 最後までお付き合いいただき、感謝申し上げます。主人公に感情移入し、物語に入ってもらってこそ、この小説の醍醐味と思い作っていたので、大変光栄です!あたたかいコメントにいつも励まされておりました。ありがとうございました! (7月16日 7時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 読了が遅くなりました。お疲れ様でした。長らく愉しませて頂きました。現し世でなくても、ハッピーエンドとは!こういう纏め方もあるのかと感心です。彼女の気持ちに入り込んでいたため、逢いたいけど早いよと涙しました。 (7月15日 16時) (レス) @page50 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!起承転結の「転」は恐らく読者様の予想を超えるものになってしまったかもしれません。しかし、美桜さんのように嬉しいお言葉をいただけると、作者として本当に幸せです♡最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (7月10日 15時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 完結おめでとうございます。途中思わぬ展開に驚きましたが、最後は悲しさもあるけれど、なんだか暖かな気持ちになりました。あとがきの狐姫様の言葉に色々と考えるきっかけになりました。次の作品も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました♡ (7月8日 21時) (レス) @page50 id: 4bde5e03bb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - エリスさん» エリスさん!感動したと言っていただき、大変光栄です♡完結まで書けたのも、エリスさんをはじめ、応援してくださる読者様のお陰です!感謝申し上げます!番外編、新作等でもまたお会いできると嬉しいです(*˙˘˙*) (7月8日 19時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2022年6月12日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。