16,健全だから...(炭治郎side) ページ18
パレードが始まる頃にちょうど到着し、パレードが始まった。
綺麗な衣装を着た人がサーフィンで凄いパフォーマンスをしたり、イルカが輪っかを連続で通ったり、色々凄かった。
その度に水が飛んできて、髪とか着ている服とかがそこそこ濡れた。
「いやぁ、楽しかったですねー!また行きたいなぁ...。」
『そうだね...?!?!?!?』俺は素早く手で顔を覆った。
「え?どうしました?」
『...Aちゃん...これ着て!!』
Tシャツの上に着ていた薄い上着をAちゃんの肩にかけた。
...なぜなら!!!Aちゃんの着ているTシャツが濡れて、透けて、下着...つまりブラジャーが見えてしまっているからだ!!!!!!
「えぇ〜...なんで...ふぁっ?!」
Aちゃんはやっと気づいてくれたようで、顔を真っ赤にし、素早く袖に腕を通してギュッと胸の前で上着を掴んでいた。(いや、見てるやん。)
「す、すみません!!上着まで借りちゃって...。」
『い、いやいや!全然大丈夫だから...!』俺は自分の下心を必死に抑えながら返事をした。
「そ、そうですか...っは、ッくしゅんっ」『あぁ!もう、やっぱり風邪引いたじゃないか!』
「っす、すみません...。」しょんぼりしている...。可愛いから許す!元々許してるけど!(?)
『そうだ!俺の家の方がここ(遊園地)から近いから、早めに風邪が悪化しない内に風呂に入った方がいいよ!』
少し強引めの理由だが、そんなの関係無い。
最初から誘う予定だったんだ。
Aちゃんは少し考えて、
「そ、そうですね...。あっ、温まりたいです...。」寒いからなのか、声を震わせながら言った。
それにしても、こんなにあっさり許可をもらってしまった。(いや自分が訊いたんだろ)
ま、襲うか襲わないかはAちゃん次第かな。
よぉし!!許可も貰ったし、Aちゃんを誘拐しますか!
ああああ...、改めて見ると本当にヤバい...。
濡れた髪、おそらくもう風邪を引いているので目が少し潤んでて色っぽい目つきだし、もう俺が保たないかもしれない...!!!!
大丈夫...大丈夫...俺は健全だから...健全なる長男だから...!
「あっ、あの、大丈夫...ですか?」
Aちゃんをジッと見て考え事をしていたので心配された。幸いにもAちゃんからは疑いの匂いはしなかった。
『あ、ああ!大丈夫!大丈夫!!』焦りながら返事をすると、
「そうですか...。良かったです...。」と微笑んでくれた。
よし、誘拐。
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秋ノ恵(プロフ) - お茶さん» ありがとうございます!!!! (2021年2月3日 21時) (レス) id: ca87426623 (このIDを非表示/違反報告)
お茶 - わかりました!待ってまーす! (2021年2月3日 21時) (レス) id: fd8b6df0ac (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ恵(プロフ) - お茶さん» わあああああ!!!!!ありがとうございます!!!!初コメゲットですね!!おめでとうございます!!!!申し訳ありませんが今月の19日まで更新を一旦停止しますが、20日にまた再開するのでまた読んでくださると幸いです! (2021年2月2日 16時) (レス) id: ca87426623 (このIDを非表示/違反報告)
お茶 - 面白かったです! (2021年2月2日 16時) (レス) id: fd8b6df0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋ノ恵 | 作成日時:2021年1月18日 17時