日向の幼馴染は陸上部です。Fifth (ページ11)

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鷲と獅子ページ11

結局朝ラン途中で迷子になり、ギリギリになって学校に到着。
主に原因は影山さんである、慣れないとなるよなぁ･･･。
澤村さんからゲンコツくらい、二人で反省。

2日目の合宿が始まった。

生川高校との試合が終わり、ついに音駒と対峙。
影山さんたちは初試合かな。

まあもちろん私は出ないんですけどね。

灰「あ、いた！ねぇねぇー！」

烏「？A呼ばれてるぞ」

「知りません、知らない人です、今日も上から見る感じですよね」

烏「あ、あぁ･･･」

「じゃあ直ぐに行ってきます」

菅「気をつけていけよー」

灰「！？」

リエーフさんを無視して、ハシゴを軽快に昇って上のエリアに行く。
ここは静かだ、下とは大違い･･･涼しいし、熱気が一切ない。

灰「すげぇ･･･」

黒「コラ、リエーフ！！試合の準備しろォ！！」

灰「うっ･･･はーい！」

「(我ながらナイス回避･･･にしても、こう見ると頭ひとつでかいんだな、リエーフさんって･･･それと同じくらいって･･･泣けてくるな)」

試合が始まる。
烏野よりやはり音駒の方が一枚上手って感じだ。
まあ･･･一番初めに翔陽のアタックの対策考えてきたところだからな。
仕方ないっちゃ仕方ないか･･･頭のキレる人たちの集団だしな。

ﾀﾞﾀﾞﾝｯ

リエーフさんが翔陽のスパイクを止める。
あー背が高いもんな･･･ん？なんだキョロキョロして。

目が合うとピースしてくる。

「･･･怖っ」

灰「後で絶対話そうなー！」

「(やめてくれみんなが見てくるから！！もう座ろう･･･見えないようにしよう)」

夜「アホかお前」

灰「？誰がですか？」

夜「お前だ、バカタレ！！試合集中しろ！！」

にしても･･･リエーフさんが敵にいると厄介だ。
今までの手法では叶わない･･･やっぱり新しいことに挑戦しないと厳しいかもしれない。

･･･多分それは翔陽が一番分かってる。

強くなきゃ勝てない･･･。
勝つためには貪欲でいなきゃ行けない。

「翔陽･･･」

烏野はタイムアウトをとる
手法を変えるのかな･･･いや、烏養さん･･･変えるつもりなさそう。
下でなにか動く影が見える。

灰「元気？」

「！？」

ちょっタイムアウト中では！？
いや･･･話がすぐ終わって暇なのか、にしても自由すぎやしませんか。

ど、どうするべきか。

もう黒尾さん助けるつもりないじゃん！！
だ、誰か助けて･･･いや、ハシゴ昇ってくるなし！！