男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ】three (ページ42)

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「あーあ･･･三ツ谷のせいで八戒帰っちゃったー･･･」

三「おーおー悪かったな」

「お前帰れよ、しっし！！」

三「そろそろ殴るぞ」

「ごめんて」

三「はぁ･･･お前さマジで無防備すぎ」

「うちのこと襲う気か！？エロ同人誌みたいに、エロ同人誌みたいに！！」

三「襲わねぇよ！！」

「あ、ならよかった」

こいつは･･･馬鹿通り越して、もう人間じゃねぇだろ･･･。
Aはソファに座ってテレビをつけ始める。

1人の時っていつもこんな感じなのかな。

三「寂しくねぇの」

「哀れんでるのか貴様」

三「そうじゃねぇよ･･･」

「･･･だったら何」

三「いや、気になっただけというか･･･」

「あーわかったわかった、帰れ帰れー」

三「おいコラっ･･･」

「三ツ谷が家にくると寂しくなくなるから･･･お前が帰ったあとのが･･･尚更寂しい」

ギュッと胸が締まる
お前まじでっ･･･だからさァァァァ･･･。

無防備って何回言わせればいいんだよっ。

三「可愛いこと言わないで貰えますか」

「は？死ね」

三「お前が死ね」

「わかったから、帰れや」

三「･･･おまじないかけてやるよ」

「おまじない？」

三「おう、寂しくならないようなおまじない。」

「あー･･･いいね」

三「だろ？目ェ閉じろよ」

「ん」

整った顔のまま目を閉じるA。
まつ毛は長いし、ぷるっとしてる唇
そしてちょっと俺の方へ顔を突き出してる感じが可愛い。

「早くしろよ」

三「おう」

悪戯心が働いて、唇に指を当てればきゅっと開きかかった口が閉じられる。
おまじないなんて最初からかけるつもりなんてない。

ただの出来心だ。

「んむっ･･･終わった？」

三「おう」

「これが寂しくならないようなおまじないか、大して変化ねぇな」

三「まっおまじないだからな」

「何したの？」

三「それ言ったらおまじないの意味ないだろ？」

「あ、確かに」

三「じゃっ俺帰るから」

「あ、うん」

Aの家を出て顔を抑える
出来心とはいえ･･･やってしまった。

いやもうバレてないのが唯一の救いだわ。

「三ツ谷」

三「どわっ！？」

「何そんな驚いてんの？あれ、顔真っ赤･･･風邪？」

三「あーまあそう言う、うん。風邪･･･」

「大丈夫かよ･･･つか忘れもんしてるぞ？」

三「あ、サンキュ」

バレてない･･･よな？
バレてたら俺泣くぞ･･･。