男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ】three (ページ21)

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後ろから抱きつかれた時は驚いた･･･。
なんかあった･･･のは確定か。
涙目になりながら咳き込んでるし･･･背中をポンポンと撫でながら、とりあえず歩く。

ナ「なんかあったか」

「逃げてきた･･･」

ソ「逃げてきた？」

「慰めてくれ、出来れば全身全霊で」

ソ「えっ」

ナ「おう、怖かったなー」

「ナホヤァァァァァ･･･」

ナ「とりあえずお前家まで歩くから」

「う゛ん･･･」

ソ「本当に何があったの･･･」

「･･･なんもない」

この状態で隠せるとか思ってるのは馬鹿だろ。
アホなのか？･･･いやアホなのは当たり前か。
Aの家の近くまで来ると三ツ谷が当たりを見渡しながら来ていた。

ナ「おっ三ツ谷クン」

三「ナホヤとソウヤ･･･とA？」

ソ「うん、A･･･なんか逃げてきたんだって」

三「逃げてきた？」

ソ「その理由は聞いてない」

ナ「とりあえず託すわ」

「ヤダヤダヤダ！！！」

三「ガキか！！！」

「･･･三ツ谷キライ」

三「･･･」

ソ「とりあえず家まで兄ちゃんが運んであげれば？」

ナ「おう」

めっちゃ掴む力強いな･･･。
まあでもなんか、ソウヤより年下って考えたら･･･まあこんな感じなのかな。

「三ツ谷は？」

三「いるよ」

「なんだまだいんのかよ」

ナ「そろそろ理由話したらどうだ？」

ソ「誰から逃げてきたの？」

「人」

ナ「落とすぞ」

しがみつく力がもっと強くなる
なんだなんだ、甘えたがりかァ？
可愛いところあるじゃん

「そろそろ下りるわ･･･じゃあ走って帰る」

三「あ、おい！！」

ソ「体力お化け･･･」

ナ「結局何があったんだか･･･」

三「俺も追いかけるわ、じゃあな！」

ソ「バイバイ」

ナ「･･･つまんねぇの」

ソ「兄ちゃん？」

三ツ谷は好きなの丸出しにしてて･･･なんかすげぇなー･･･。
俺は相手にもされてないって言うか･･･まあ前に兄ちゃんだって言っちゃったし？

背に腹は変えられねぇ

ソ「なんか考え事？」

ナ「ん？いや、三ツ谷はすげぇなって」

ソ「･･･そうだね、好きな人に対して真っ直ぐだから」

ナ「俺もひん曲がらないで･･･アタック出来たらいいんだけど」

ソ「アタックって･･･もしかしてAのこと好きなの？」

ナ「可愛いやつじゃん」

ソ「そうだね、俺も思う」

ナ「･･･負けてらんねぇな、お前にも三ツ谷にも」

ソ「兄ちゃんには負けないよ」

ナ「どっちが好きなってもらえるか勝負な」

ソ「うん」