検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:54,855 hit

115 ページ19

単純に気になった
泊まってから思ったけど・・・両親いないし兄弟もいない。

八「気になったんだ、親もいないし・・・兄弟も」

柚「それは思ってた」

「親は今仕事でいないってだけ、兄弟は元々いないよ」

柚「いつから親いないの?」

「いつからかな・・・忘れた」

八「でも母親は家にいるもんじゃないの?」

「あー私んところ離婚してるからさ」

八「・・・そっか」

「一人っ子だからさ、兄弟がどんなもんかってのも分からない・・・けど2人とか三ツ谷見てるとすげぇ楽しそうで羨ましい」

柚「・・・私の兄貴いる?」

「いらない」

即答・・・なんか、寂しい人なのかな。
でもそんな風には見えない・・・けど時々。

泣きそうな顔が見える。

俺の隣に座るAの頭に優しく触れる
俺に妹はいないけど、いたらこんな感じなのかなって思う。

「なっ・・・」

柚「八戒が女に触った!?」

三「まじかよ」

八「えっ!?いや・・・なんか妹がいたら・・・こんな感じかなって」

Aは何も言わないままだった
嫌だったかな・・・そう思って手を離して顔を見る

えっ顔真っ赤

八「なっ大丈夫!?」

「ちょっ・・・顔見ないで」

三「・・・嘘だろ」

柚「Aに八戒はあげないからね!?」

「いらねぇよ・・・」

三「・・・やっぱ高身長じゃなきゃダメか」

柚「あんたもそこじゃないわよ」

Aは恥ずかしそうに顔を逸らして手で覆う。
えっ俺・・・まって女の子の頭撫でた・・・!?
事実を再確認して思わずフリーズ

三「今フリーズすんのかよ!」

「ちょっと外走ってくる」

柚「あ、うん・・・」

「くそがァァァァァァ!!!」

三「ったく・・・八戒」

八「ん?」

三「お前があいつになれたことに対しては・・・いいことだとは思うが!!お前・・・好きでもないやつの頭撫でるな!!」

八「好き・・・じゃないわけじゃないよ?」

三「・・・」

柚「あんたまでフリーズしてんじゃないわよ」















「クソが!!」

らしくない、気持ちが悪い
反吐が出る・・・走っていたのがどんどん減速していく。

ちょっとドキってしただけだ。

「だァァァァァ!!!」

この辺来たの・・・初めてか。
教会なんてあるんだな・・・引かれるように中に入れば目の前に十字架がある。
広いな・・・誰もいないし、こういう所って礼拝とかしてんじゃないのかな

?「お前・・・」

「ん?ゲェッ」

116→←114



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
337人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。