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単純に気になった
泊まってから思ったけど・・・両親いないし兄弟もいない。
八「気になったんだ、親もいないし・・・兄弟も」
柚「それは思ってた」
「親は今仕事でいないってだけ、兄弟は元々いないよ」
柚「いつから親いないの?」
「いつからかな・・・忘れた」
八「でも母親は家にいるもんじゃないの?」
「あー私んところ離婚してるからさ」
八「・・・そっか」
「一人っ子だからさ、兄弟がどんなもんかってのも分からない・・・けど2人とか三ツ谷見てるとすげぇ楽しそうで羨ましい」
柚「・・・私の兄貴いる?」
「いらない」
即答・・・なんか、寂しい人なのかな。
でもそんな風には見えない・・・けど時々。
泣きそうな顔が見える。
俺の隣に座るAの頭に優しく触れる
俺に妹はいないけど、いたらこんな感じなのかなって思う。
「なっ・・・」
柚「八戒が女に触った!?」
三「まじかよ」
八「えっ!?いや・・・なんか妹がいたら・・・こんな感じかなって」
Aは何も言わないままだった
嫌だったかな・・・そう思って手を離して顔を見る
えっ顔真っ赤
八「なっ大丈夫!?」
「ちょっ・・・顔見ないで」
三「・・・嘘だろ」
柚「Aに八戒はあげないからね!?」
「いらねぇよ・・・」
三「・・・やっぱ高身長じゃなきゃダメか」
柚「あんたもそこじゃないわよ」
Aは恥ずかしそうに顔を逸らして手で覆う。
えっ俺・・・まって女の子の頭撫でた・・・!?
事実を再確認して思わずフリーズ
三「今フリーズすんのかよ!」
「ちょっと外走ってくる」
柚「あ、うん・・・」
「くそがァァァァァァ!!!」
三「ったく・・・八戒」
八「ん?」
三「お前があいつになれたことに対しては・・・いいことだとは思うが!!お前・・・好きでもないやつの頭撫でるな!!」
八「好き・・・じゃないわけじゃないよ?」
三「・・・」
柚「あんたまでフリーズしてんじゃないわよ」
「クソが!!」
らしくない、気持ちが悪い
反吐が出る・・・走っていたのがどんどん減速していく。
ちょっとドキってしただけだ。
「だァァァァァ!!!」
この辺来たの・・・初めてか。
教会なんてあるんだな・・・引かれるように中に入れば目の前に十字架がある。
広いな・・・誰もいないし、こういう所って礼拝とかしてんじゃないのかな
?「お前・・・」
「ん?ゲェッ」
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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時