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アエル×ハナセル×カワセル ページ8

食事を終えて話も終える
私は先にイルミさんの部屋に戻ろうと席を立つ

イ「戻るの?」

「あっはい」

イ「じゃあ俺も行くよ、家の中で迷子になられても困るし」

キョ「おやすみ」

こうしてみると闇深いなんて思わないし、家庭の事情って言葉で済まされるくらい。

扉を閉めてまた薄暗い廊下を歩く

キルアは・・・キルアはきっとここの空気が合わなかっただけ。
イルミさんは気にしていないし、他の人もきっとこれが普通だから。
でもキルアは何かが納得いってないのかな

ドンッとイルミさんにぶつかる

「す、すみません・・・」

イ「今なら」

「えっ?」

イ「今ならキルに会えるよ、ミルキはこの後自室でゲームだしきっとほかの人たちは俺たちの話をしてるだろうし」

「会いたいです」

イ「・・・じゃあ案内するよ、ただ大きな声は出さないでね」

そう言うと行きに来た道とは違うところを通り下へ下へと降りていく

どんどん暗くなる道。

でも不思議と怖くなかった
だってこの先にキルアがいるって考えたら・・・何を話そうとか、どんな顔するかななんて考えてるんだから。

イ「俺は外で待ってる、くれぐれも・・・大きな声は出さないこといい?」

「はいっ・・・ありがとうございます」

イ「・・・」

無言で重々しい扉を開ける
目に入る光景に言葉を無くす
吊るされたキルアは身体中に傷を付けて、俯いていた。
かける言葉はなく、ただただ私は扉の前で立ちすくんだ。

キ「また来たのかよ、兄・・・・・・貴っ」

「キルアッ」

キ「なんでっなんでここに」

「イルミさんに連れてきてもらったんだよ・・・遅くなってごめんっこんな傷だらけでっ」

視界がぼやける
ポロポロと落ちる雫。

会えたことに安心したのか
傷ついた姿を見て悲しんでるのか・・・。

わからない気持ちが渦巻いて涙を流す。

キ「なんでお前が泣くんだよ、こんなの痛くも痒くもねぇから」

ヘラっと笑うキルア、無理をしてるようにしか見えなかった
でも本当に・・・また会えてよかったっ

「・・・キルア」

キ「どうした?」

「キルアにとって私って邪魔かな」

キ「はっ?何言って」

「イルミさんにっ・・・友達はいらないって、暗殺業に支障が出るから迷惑だって言われた。
私はキルアとは友達でいたい、けど・・・もしキルアが本当に私が迷惑で邪魔ならはっきり言って欲しい」

キ「・・・邪魔なわけあるかよ」

トモダチ×ダカラ×タイセツ→←ショクタク×ト×ドク



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(プロフ) - 続きをお恵み下さいませ。 (2022年2月13日 3時) (レス) @page30 id: 6c5f13dd95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - 続き見たい (2021年12月16日 8時) (レス) @page26 id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
5iP3A2iN3FNYlNc(プロフ) - こういう小説をずっと探していました‥!!読んだ瞬間ハマっちゃって‥一気に読み進めました‥ ありがとうございます! 応援しています。 (2021年7月10日 13時) (レス) id: 7f51b83dcc (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - すっごく好きです!!心情の些細な変化がわかりやすく、読みやすい、引き込まれるような文で、一気に読み進めちゃいました笑 更新楽しみにしています、体調などにはくれぐれもお気をつけて。無理のなさらないようにしてくださいね。頑張ってください!応援してます! (2021年2月6日 1時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ | 作成日時:2021年1月11日 23時

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