ジブン×ガ×ワカラナイ ページ12
仕事を終えて朝方に帰宅する
案の定、ミルキ以外は予想通り寝てる
俺は部屋に行く。
イ「よくもまあ･･･」
他人の部屋でこんなに爆睡できるな･･･。
しかも俺のベット･･･小さく蹲って横向きで寝ている。
俺はベットの脇に座り、少し休憩する。
「んんっ･･･」
寝返りをうち俺の方を見るように横になる。
髪･･･グレーっぽいんだな、まあよく見なくてもそうか。
枷に手をかけて外そうと試みる。
イ「無理か･･･」
そう思いもう一度力を込める
ゴオッとAは炎に包まれる。
この感じ･･･あの時と一緒のやつか。
炎は渦を巻き、鳥にかたちを変える。
そして守るようにしてAに羽を広げ、俺を睨みつける。
イ「意識がない状態だと発動するのか･･･」
手を伸ばすと鋭い眼光を飛ばし威嚇してくる
意識がない状態でしか、発動しない。
そしてこの鳥にはAの意思とは関係なしに鳥自身の意思がある。
しかも本人は全く自覚なし。
「んっ･･･」
イ「別に何もしないよ、枷を取ろうとしただけ」
鳥は気を許す事なく、包むようにして睨みつける
どうしたもんか･･･どうしたら面倒事を避けれるか。
本人は知らないみたいだし起こすのがいちばん早いのかな。
イ「A、起きて」
「んぐっ･･･」
目を擦り起きようとする素振り。
その素振りを見るやいなや鳥は炎に変わりまたAを包むようにして戻る。
やっぱりか。
「･･･イルミさん？」
イ「ベッド占領しないでくれる」
「あっ･･･すみません」
イ「･･･気になったんだけどさ、その枷ってなんなの。育ての親も知らないって言ってたけど」
「･･･わからないです、物心ついた時からこんな感じで」
イ「あっそ･･･ねぇもう少しそっちいって」
「えっ」
イ「何驚いてるの、俺も寝るんだけど」
「あ、じゃあ私はソファに行きます」
イ「好きにして」
ベットに倒れるように寝る
物心ついた時からなんて･･･少し不思議だ
あいつの父親は何を思ってつけたんだろうか。
考えてもしょうがない。
俺はそっと目を閉じて考えること辞める。
他人のために割く時間はない
でもずっと頭を過り続けてしまう。
本当にムカつく。
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雛(プロフ) - 続きをお恵み下さいませ。 (2022年2月13日 3時) (
レス) @page30 id: 6c5f13dd95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - 続き見たい (2021年12月16日 8時) (レス) @page26 id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
5iP3A2iN3FNYlNc(プロフ) - こういう小説をずっと探していました‥！！読んだ瞬間ハマっちゃって‥一気に読み進めました‥ ありがとうございます！ 応援しています。 (2021年7月10日 13時) (レス) id: 7f51b83dcc (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - すっごく好きです！！心情の些細な変化がわかりやすく、読みやすい、引き込まれるような文で、一気に読み進めちゃいました笑 更新楽しみにしています、体調などにはくれぐれもお気をつけて。無理のなさらないようにしてくださいね。頑張ってください！応援してます！ (2021年2月6日 1時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ | 作成日時：2021年1月11日 23時
