酒に流して ページ31
気がつくと朝になっていた
あのまま寝たのか･･･起き上がると布団で寝かされていたことに気づく
槇「余計な事を･･･」
いや･･･あいつなりの気遣いか
Aと言ったか･･･益々似ていると思ってしまう
俺は欠伸をしながら部屋を出る
まだ日が昇って間もない時間
誰も起きてないだろ、そう思い台所に行く
槇「ぁ･･･お前」
「あ、おはようございます･･･朝食まだ出来てないんですけど」
槇「いや･･･」
昨晩のことを思い出す
俺は･･･子供相手に何してんだか、勝手に似ていると思い押し付けて
きっと迷惑しただろうにっ
パタパタと俺によってくる
さえ箸で掴んだものをよせてくる
自分の手を受け皿にして床が汚れないようにと気を遣いながら
「味見･･･してくれますか？」
槇「あ、あぁ」
口に運ばれる
これは･･･里芋の煮っころがしか、久々に食べたな
少し味が薄く感じたが、まだ煮てからそんなに時間が経ってないのか
槇「んっ美味い」
「それは良かったです、これからまた煮込むのでそしたらもっと柔らかくなると思うんですけど」
受け皿にしていた手に汁が溜まっていた
角度を変えると汁が腕を伝う
杏「ん？父上にA！何をしているんですか？」
槇「はっ･･･別に何も、酒を寄越せ部屋で飲む」
「どうぞ」
俺はスタスタとその場を去る
今俺は何をしようとしてたっ
まだ冴えない頭を酒で無理やり起こす
部屋に急いて入ると光がもう差していた
また重ねてしまう所だった
瑠『お味はどうですか？』
槇「･･･っクソ！」
もやもやした何かがずっと渦巻いていた
気持ち悪いような感じがして苛立つ
瑠火に似ていたとしても
全く別の人間なのにっ
全て酒を飲んで忘れようと思った
流し去ろうとした
でもこべり着いて離れようとしない
忘れないでと言わんばりに
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
