猫又監督の孫はネガティブ思考 ③【ハイキュー！！】 (ページ39)

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地獄のテストを終えて、テスト返しになった。
二年生は勉強のかいあってみんな赤点回避。

一年生の福永くん、研磨くんも問題なく赤点回避。
山本くんとは言うと。

「ギリギリ赤点･･･」

黒「お前やったな･･･」

猛「クゥゥゥッ･･･」

「英語･･･ん？」

夜「どうした」

「ここ採点ミスじゃ･･･」

猛「えっ」

「綴りもあってますし･･･一度先生に見せてきてください」

猛「うおぉぉぉぉっ！！！」

今日中だったら許してくれるはず･･･それにあっちのミスだし。
これで直せたらみんなで合宿行けるな･･･。

猛「あってました！！赤点回避です！！」

海「良かったな」

「じゃあテストも終わったし、バレーやりますか」

黒「ドライだな」

孤「さよなら、ゲーム･･･」

黒「お前もしかして勉強しないで、ずっとゲームしてたな？」

孤「できる期間なんてテスト休みくらいだし」

夜「久々だなー」

直「おっみんな集合！」

体育館に行けばコーチがニコニコしながら待っていた。
隣にはおじいちゃん･･･あれ、合宿から復帰なんじゃなかったっけ･･･？

直「猫又監督がこれから復帰してくださる！！」

夜「まじすか！？」

猛「おおおぉぉぉ！！！」

孤「(練習きつくなるとか言わないよね･･･)」

「(今日からとか聞いてない)」

直「サプライズ！！」

黒「(俺らよりもコーチのが嬉しそうだな･･･)」

猫「とりあえず普段の練習から見せてくれないか？」

直「わかりました！ということだ、いつも通り頼むぞ！」

黒「ウッス！」

いつもよりみんな気合いが入る。
すごいな･･･気迫というか、テンションというか。
ついていける気がしない。

猫「悪かったな、嘘ついて」

「ううん、驚いたけど･･･結構嬉しい」

猫「？」

「おじいちゃんとまた一緒にバレーできて」

猫「！･･･嬉しいこと言ってくれるねェ」

黒「スパイク練習するぞ！」

「「「アス！！」」」

猫「まあ･･･わしから何か言うこともなさそうだな」

「え？」

猫「みんなしっかり練習してるし、何より一人一人の指導が行き届いてる。今のコーチとマネージャーのおかげだな」

直「！ありがとうございます！！」

私は何もしてない･･･けど。

できるだけ上手くなって欲しい
もっと強くなって欲しい

そんな願いから私の意見をみんなに言っていた。
間違いじゃなかったんだな･･･。

「･･･よかった」