猫又監督の孫はネガティブ思考 ③【ハイキュー！！】 (ページ31)

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掃除を終えて、ユニフォームを部室で乾かす。
あとは乾くのを待つだけだ･･･。

「よし･･･そっちはどうですか？」

黒「ゴミまとめ終わった」

夜「ゴミ俺らが捨ててくる」

海「戸締り頼んだ」

黒「おう、早めに帰りたいやつ帰っていいぞ」

孤「帰る」

「お疲れ様です」

猛「俺も、失礼しアス」

福「お疲れ様です」

黒「おう、また明日な･･･お前帰んねぇの？」

「なんか物足りないな･･･」

黒「物足りない？」

「バレーしませんか？」

黒「パスくらいならできるかもな、部室に一個ボールあったからやるか？」

「ぜひ」

薄汚れたボールでパスをする。
鉄朗さんはコントロールすごいいよな･･･Aパスも完璧だし。
オーバーで取りやすいようにパスをくれる。

なんか･･･見たことあるような。

夜「あ゛ーっ！！」

「うっ！？いたっ･･･」

夜「2人だけずりぃぞ！！俺もやる！！」

黒「やっくんが大声あげるから、また顔にボールが当たっちゃったでしょうが」

夜「あ、悪い」

海「でもオフだから、少しだけにしような」

「(止めないでみんなでやるのか)」

夜「よっしゃ、んじゃいくぞ！」

黒「はいよー」

この人達なら本当に、どこまでも勝てる気がする。
オフですらボールに触れたいとか･･･普通の部活なら思わないと思う。
だって休みだし、みんな寝たいだろうし。

海「なんかみんなまた上手くなったな」

黒「練習してるからな」

夜「そうだ、猫又監督っていつ頃復帰？」

「え？あ、そろそろかと･･･今日帰って聞いてみます」

黒「いやー春高までには復帰して欲しいよなぁ」

パス練習をしながら話をしてるとガヤガヤと声が聞こえてくる。
ここはバレー部以外に用はないはずなんだけど･･･。

孤「やっぱやってる」

猛「俺らにも声掛けてくださいよ！！」

夜「なんで戻ってきたんだ？」

福「バレーやってるかと思って」

孤「みんなバレーやりたくてソワソワしてたし･･･たまにはやるのも悪くないかなって」

福「みんなで円パスしましょ」

黒「だな」

やっぱり、恵まれてるな･･･。
みんなでパスをしていると、一時間くらいしてコーチがやってくる。
短くやるつもりが長くやっていたようで、怒られてしまう。

直「オフなんだから体を休めろ！！」

黒「サーセン･･･」

直「ボール早く戻して来い！！」

夜「はーい･･･」

直「全く･･･」

海「結局怒られちゃったな」

「ですね、でも楽しかったのでいいと思います」

海「だな」