【忍たま】アイドル学年のファンくノ一は物理的に壁になる

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「立花先輩が来てくれれば、まあ何となく助かります」

立「なんとなくとはなんだ･･･」

「まあ無視してください」

立「子守り･･･出来るのか？」

「それみんなに言われるんですけど、土井先生程じゃありませんができますよ！？」

立「日頃が馬鹿だから信用がな･･･」

「馬鹿じゃありませんから！」

立「あ、あの家か？」

「あ、そうです！お邪魔します、子守りのアルバイトで来ました！」

『待ってたよ、この子をよろしく頼むよ！夕餉には帰るから』

『よろしくね』

「はーい！可愛いねぇ･･･」

『後ろの方は？』

『お兄さんかしら』

「はい、兄の仙蔵です！今日はお手伝いに来てくれて、何かほかにやる事ありますか？」

『うーん、じゃあ･･･洗濯物をやってもらおうかな、いいか？』

『あと薪割りもお願いできるかしら』

「分かりました、お気を付けてー！！」

立「バイト代がこれで変わるのか？」

「人によっては食べ物をくれたりもします、あとはバイト代増やしてくれたりとか」

立「そうか、お前も口が上手いな」

「慣れてますから！立花先輩は子守りお願いします、私はちゃちゃっと薪割りしてきます！」

立「あ、力仕事なら私が」

「今日お手伝いに来てもらったのは子守りですから、全力で子守りしてください！！」

立「(全力とは？)」

「よいしょっ･･･立花先輩はなんで今日来てくれたんですか？」

立「暇だからな、報告を文次郎に押し付けたかったから好都合だった」

「なんか･･･可哀想だな」

立「いつもの事だ･･･」

「っし･･･意外とみなさん潮江先輩の扱い存外雑ですよね」

立「まあ文次郎だからな」

「はぁ･･･その感じで4年生を扱ってるんだろうな」

立「扱ってはないが」

「羨ましいっ！おらぁ！！」

立「話しかければいいものを･･･」

「それがっ･･･出来ないっ･･･から！困ってるんです！！」

立「いつも困ってるより、楽しそうだがな･･･」

「はぁぁぁぁぁ･･･」

立「喜八郎ならゆるいから話しても問題は無いと思うのだが･･･」

「喜八郎くんは腐ってもい組･･･頭もよく機転が利く意外と頭脳派なので、舐めてかかったらこちらが死にます」

立「よく調べてるな」

「そんな彼の上腕二頭筋はどの四年生よりも美しい･･･」

立「早く薪割りを終わらせてくれないか」

「あ、はーい･･･ちなみ滝夜叉丸くんの手は意外と細かい傷が多く、そして少し厚めなんですよ」

立「しらん」

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