第1話 ページ4
「ゲホッ……」
再び私の意識が浮上し覚醒する。
覚醒し、一つ一つ記憶を拾い集めて、あたりを見渡す。
目に飛び込んで来た景色は生きていた人生の中で全く見たことがない景色だった。
どうやらここは神社らしく、博麗神社と言うところらしい。(さっき書いてあった)
私の家の側に神宮があった所為か少し寂れたような印象を受ける神社だったが、ちゃんと手入れはされているようで小綺麗だった。
(社に行けば誰かいるかも知れない)
手入れが行き届いているのだから社の方には神主さん、または巫女さんがいると考えた私は覚束ない足取りで社の方へ向かった。
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「あー……暇ね」
「お前巫女だろ?境内掃除するとか、いろいろあるだろ?働けよ」
「昨日やったからいいんだよ、それは……」
「なる程ニートか」
「誰がニートだ!」
「お前だよ」
「くっ…………!」
白黒の魔女服を着た金髪の少女は霧雨魔理沙。
見た目のまま、と言うか……彼女は魔法使いである。
そして、魔理沙に言い負かされている紅白の巫女服を着た黒髪の少女は博麗霊夢。
この神社の巫女である。
「と言うか、毎日綺麗にしても参拝者少ないし、あんまり意味ない気がするのよね」
「それはお前の頑張り次第で何とかなるレベルの問題だぜ……」
「具体的には?」
「うーん、そうだな……呼び込みをするとか?」
「前にやったことあるよ、でも結果は散々だったよ」
「……確かに、信仰薄いよな……この神社」
「ちょっと気にしてるんだからやめてよ」
「悪かったぜ……」
二人が無益な会話をしているとカラリ、と戸が開く音がした。
「あ、あの……この神社の方……でしょうか?」
「私がそうだけど……どうかしたの?貴女」
この神社の人間である博麗霊夢は少々困ったように少女に話をかける。
「あっと……私の名前、まだ言ってないですよね……私は神依Aです」
「私は博麗霊夢よ」
「私は霧雨魔理沙だぜ」
「私聞きたいことがあってここにきました……えっと、ここはどこですか?」
「……?どういうことかしら?ここは博麗神社よ」
「いや、そう言うわけではなくて……私、気がついたらこの神社の入り口にいたんです……だから、ここの人ならなにか分かるかな、って……」
「分からないわね、今までそんなことなかったし……」
「ですよね……変なこと聞いてごめんなさい、失礼しました……」
「……ちょっと、話を聞かせてもらえるかしら?」
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天咲@元抹茶飴(プロフ) - 優里佳(大型君の検定作者雪)さん» 創作アニメスゴいよね! (2014年5月26日 19時) (レス) id: eed660b961 (このIDを非表示/違反報告)
優里佳(大型君の検定作者雪)(プロフ) - you tubeも、見るよ(*^^*)ニコニコ重いよね...ただクオリティやばい東方の2次創作アニメあって、(声なし)いろいろ楽しいよ-ヽ(*´▽)ノ♪ (2014年5月26日 18時) (レス) id: 989d3271b2 (このIDを非表示/違反報告)
天咲@元抹茶飴(プロフ) - 優里佳(大型君の検定作者雪)さん» 私はyoutubeかなーニコ動は重いから……w (2014年5月25日 18時) (レス) id: eed660b961 (このIDを非表示/違反報告)
優里佳(大型君の検定作者雪)(プロフ) - 私も初めて気になってwikiみたら(/ロ゜)/なんだこのキャラの数...(゜_゜;)って思ったw今はニコニコで東方あさってる感じ(-o-) (2014年5月25日 13時) (レス) id: 989d3271b2 (このIDを非表示/違反報告)
天咲@元抹茶飴(プロフ) - 優里佳(大型君の検定作者雪)さん» うん!ただキャラが多いから苦労するけどね……w (2014年5月25日 13時) (レス) id: eed660b961 (このIDを非表示/違反報告)
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