独占【ut】 ページ40
(鬱先生視点)
｢鬱。｣
と可愛らしい声が僕を呼ぶ。
振り返ると予想通りの声の主。
少し嬉しそうに僕に駆け寄る僕の彼女。
腕には最近送ったばかりのラピスラズリのブレスレットが輝いていた。
鬱｢どないしたん？｣
｢ずっと渡したいものがあったの。受け取ってくれないかな｣
そんなん聞かんでもAちゃんから貰えるものはなんでも嬉しいんやけどな。
なんて思いながら｢何くれるん？｣と聞くと小さな箱を渡された。
鬱｢ま、まさか…結婚指輪？｣
｢私と結婚したいの？｣
鬱｢え…僕なんか貰ってくれるん？｣
｢私が必ずもらってあげるよ。｣
やだほんとイケメンなんだから(ツッコミ不在)
なんて茶番はいつもの事。彼女なりの照れ隠しなのはわかっている。｢開けてもええ？｣と聞くと彼女は笑顔で頷く。
鬱｢これ…ネックレス？｣
｢うん…。鬱は付けないかもしれないけど…｣
鬱｢もしかして、昔言っとったやつ？｣
(本編36話参照)
｢覚えててくれたの…？｣
パァッと明るくなる彼女の顔
ホンマに昔に比べてたくさんの感情を出してくれるようになった。
氷の華のような形で真ん中に青い宝石が埋め込まれているネックレスだった。
付けると彼女はとても嬉しそうに微笑んだ。
あー…可愛ええな←
｢付けてくれてありがとう！｣
鬱｢どういたしまして。こちらこそありがとうな。
ところでな。前にも話した通りアクセサリーには意味があるんやけど、知っとる？ネックレスの意味はな…｣
｢【あなたを独占したい】でしょ？｣
鬱｢っ！なんや、知っとったん？｣
｢ちゃんと調べたからね。｣
なんやねんもう。僕のこと独占したいとか可愛すぎるやろ。ほんまに…
独占も何も、Aちゃんの以外のものになるつもりもないんやけど。
鬱｢へぇ…じゃあ、ブレスレットは調べたん？｣
｢あ…調べてないや…。どんな意味なの？｣
鬱｢それはな……あ。そうか…ごめん…あかんかったわ。｣
僕は大きな過ちを犯していることに気がついた。
ブレスレットの意味は手錠だ。つまり枷。
彼女は枷が嫌いだったことをすっかり忘れていた…。
｢鬱…。気にしないで？
私は鬱から贈られた物だから嬉しいんだよ？
それにこれは…嫌じゃないもん。嬉しい｣
鬱｢ほんまに…？無理してへん？｣
｢してないよ。嫌ならつけないもん｣
ふふっと悪戯っぽく笑う彼女にどんどん魅了されていく。
鬱｢ブレスレットの意味はな…｣
毎日好きになる彼女の事を僕は
鬱｢【絶対に離さない】｣
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すみれいん(プロフ) - 暗い録画…の誤字って『不安を溶かす温もり【ut】 』の携帯で読むと17行目？のやつてすかね。お久しぶりのコメントがこれですみません。やっぱりこのおはなしいいですねぇ…！ (5月29日 4時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - るぅうぃさん» おっと…大変失礼致しました。お手数おかけして申し訳ないのですが、どこのお話か教えて頂いてもよろしいでしょうか… (2019年6月22日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
るぅうぃ - 誤字ってました 暗い録画って暗い廊下では...? (2019年6月22日 18時) (レス) id: 52a6e6729c (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 雨々さん» いえいえいえいえ！！お返事なんて忘れても大丈夫ですよ！私も遅れてしまいましたし…すいません！でも、みれてよかったです！ニヤニヤしてます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - すみれいんさん» すみれいん様！！返信し忘れておりました…。申し訳ございません…。おお！そうですか！！良かったです( ´ω` ) (2019年6月4日 21時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕凪
| 作成日時：2019年4月10日 21時
