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休憩にしましょう8【ut】 ページ10

私の顔は今真っ赤だ。
別に鬱先生の言うようにクールなわけじゃない。
感情を顔に出さないようにしているだけだ。

でも今は無理だ……。

鬱「Aちゃん可愛かったわ〜」

「やめてください…ほんとに!」

鬱「いつの間にか僕のキスに夢中に答えてくれるようになって」

感想を述べるのはほんとにやめてください…。
危うくあのまま行為に及ぼされそうになったんですからね…。
そこまで行く勇気はない…。

「……さっきまで情けない顔してたのに。
結局キスしたいための嘘だったんですか…」

鬱「え!?嘘ちゃうよ!!本心や!!」

私はそのまま体育座りでクッションに顔を埋める。
すると泣いてしまったのでは…と慌て始める鬱先生。

鬱「Aちゃん…?ごめんて…。
でもさっきのも本心やで。

Aちゃん、最初に会った時はすごく凛々しくてかっこええ子やなって思っとったんよ。
でも段々普通の可愛い女の子に見えてきて。最近はそれに加えてクールさも増して。
なんかもう…その全てがAちゃんなんやなって。

どんどん惹かれてるんや。一番好きやのにもっと好きになってくんや。」


「っ〜!狡いっ…。狡いですよ昔から。」

この人は女の子の心を動かすのがうますぎるんだ。
仕返しだったはずなのに私の方がいつの間にかやられてて。悔しい…。

チラリと鬱先生の方を見ると、口に手の甲をあて顔を真っ赤にしていた。
こんな鬱先生見たことなくて。

「鬱先生。」

もう一度彼に口を付ける。今度は食むように。少しだけ。

「好きですよ、鬱先生。」

鬱「ほんまに…?」

「好きです。」

そう微笑むと安心したように私の事を抱きしめる。
えへへ…という笑い声がする。

鬱「僕も好きぃ。」

「ほんとに?」

鬱「大好き!愛してる!」

「ありがとうございます。鬱先生。」


この日を境にしばらくの間、すれ違う度に好き好きコールをされるなんて思わなかったが…。
それはまた別の機会に…。

主人公ちゃんと鬱先生の説明を少し…→←休憩にしましょう7【ut】 やや注意



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すみれいん(プロフ) - 暗い録画…の誤字って『不安を溶かす温もり【ut】 』の携帯で読むと17行目?のやつてすかね。お久しぶりのコメントがこれですみません。やっぱりこのおはなしいいですねぇ…! (5月29日 4時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - るぅうぃさん» おっと…大変失礼致しました。お手数おかけして申し訳ないのですが、どこのお話か教えて頂いてもよろしいでしょうか… (2019年6月22日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
るぅうぃ - 誤字ってました 暗い録画って暗い廊下では...? (2019年6月22日 18時) (レス) id: 52a6e6729c (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 雨々さん» いえいえいえいえ!!お返事なんて忘れても大丈夫ですよ!私も遅れてしまいましたし…すいません!でも、みれてよかったです!ニヤニヤしてます! (2019年6月9日 13時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - すみれいんさん» すみれいん様!!返信し忘れておりました…。申し訳ございません…。おお!そうですか!!良かったです( ´ω` ) (2019年6月4日 21時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月10日 21時

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