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Ep.5 ページ7

只今絶賛かまちょタイムのゾム様を相手しています。
ゾム様は頭を差し出してくる。
ふわふわの彼の髪を撫でて上げるとまるで猫のように気持ちよさそうに目を細めた。


私は彼のこの顔が好きだ。
戦いの時はとても楽しそうに、そして狂気に充ちたような顔をするのに。
この時は本当に嬉しそうにするのだ。
可愛くて仕方がない←

ゾ「ん?どないしたん?」

考え事をしているのがバレたようで、目線だけこちらに向けて問いかける。

「なんでもございません。」

ゾ「なんや。気になるやろ?」

「本当になんでもございませんよ?」

ゾム様は不服そうにこちらを見た。
やがて「隠し事する悪い子はこうや!」と私の頭をぐっしゃぐしゃにした。

「ちょ!ゾム様!!」

ゾ「ふぅーん!しっかりと撫で返していくぅ!!」

「私そんな乱暴に撫でた覚えはありませんよ!?」

なんとなく悔しくなったのでぐしゃぐしゃにし返しておいた。
ぐしゃぐしゃにされても尚、ゾム様は嬉しそうにはにかんでいた。



ーーーー

エ「えぇ…Aさん御髪(おぐし)が…」

ぐしゃぐしゃになった髪をなんとか直そうとしていると、エミさんが通り掛かった。
状況を察したの様でどこからが櫛を取り出した。
なんで持っているんだ…

「ありがとうございます。エミさん」

エ「いえいえ。それにしても今回は派手にやられましたね…」

「ええ…ホントに」

彼に撫でられるのは嫌いじゃないのだが…
加減を知らないのだ…
苦笑するとエミさんも困ったように微笑んだ。


エ「以前から思っていたのですが…」

「?」

エ「髪の梳かし方が上品というか…」

「え…あ。」

エ「あ、いえ責めているのではないのです!
女性らしくて良いと思いますよ。」

櫛と手で髪を挟み梳かしていると、エミさんは感心したようにその様を眺める。
エミさんにお礼を言って櫛を返すと、「どういたしまして」と優しく微笑まれた。









「……バレないようにしてたんだけどなぁ。」

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雨々(プロフ) - 桜猫さん» なんと実はここで50話なんです (2019年5月10日 19時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - あ"あ"ーー!!夢主ちゃぁぁぁん!! (2019年5月10日 17時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» わぁ!!いつも見てくれてありがとう!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 眼福だぁ~!♪ヽ(´▽`)/ (2019年5月7日 20時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 桜猫さん» いぇいいぇい! (2019年5月4日 10時) (レス) id: 67d442b3b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕凪 | 作成日時:2019年4月14日 2時

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