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焦って出て行こうとしたイ・テミン君。
が、
チャニョル「テミン」
なぜかその背中に言葉を投げつけるチャニョル。
なんだ?
チャニョルがいつにも増して真剣な顔してる。
テミン「はい?」
チャニョル「お前昨日何時間寝た?」
テミン「……7時間です」
チャニョル「お前も仮眠室で1時間寝てこい」
は?
どういうこと??
テミンは「ごめんなさいー」と小さく言うと、急いで仮眠室へと向かう。
とりあえず……
ベク「俺も行ってくるわ」
先に下に降りてったイ・テミン君の背中を目線で追ってから一言。
ソラ「ベク」
ベク「ん?」
ソラ「なんで……それ持ってくの?」
それ、とは。
俺は自分の手元に視線を落とす。
あれ?
Aを抱えたまま無意識に仕事で使うiPadを持っていて。
ベク「……」
これは
ベク「仮眠室でそのまま仕事してるわ」
多分、無意識にAの近くにいようとしたが故の行動だろう。
俺は何か言おうとしてるソラに「頼んだよ副班長」とだけ告げて広報課を後にした。
俺らの会社では仮眠室がランクによって別れている。
社員クラス
班長クラス
課長クラス
VIP
に分かれているわけで。
Aは社員クラスの所か。
久しぶりに入るなー、と思ってドアを開けると
テミン「あ。上官。」
そうだこいつがいたんだ……。
仕方ない。
班長クラスに連れてくかぁ。
ベク「……」
テミン「なんすか?」
ベク「……」
テミン「なんすか?なんすか?」
俺、思ったんだけど
ベク「イ・テミン君って常識人キャラじゃないっけ」
テミン「え」
おかしい、よな。今日のイ・テミン君。
俺の言葉に彼は「んー」と言ってから
テミン「ビョン上官には教えてあげますよ。僕の秘密。チャニョル班長は知ってるけど。」
ベク「は?」
テミン「僕、記憶が寝た時間×2しか持たないんですよーーー!」
ベク「はい?」
なんの話だ?
って、あれ?
そういえばAがこの前遅刻した時____
A『テミンは8時間寝ないといけないんですよ』
って。
テミン「まぁそんな深刻な話じゃないっすよ。
ただ昨日7時間しか寝てないので、なんていうか僕さっきAにキスしたじゃないですか。
あぁいう非常識な行動は8時間寝てない時に起こすアブノーマルな感じです。
ちなみに次起きた時には記憶が無くなります。」
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう!大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます! 更新お願いします!!!!!!。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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