上官だって恋をする

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青に変わったので再びアクセルを踏み込んだ。




A「ベッキョンさん、か。ベッキョンさん。ベッキョンさん。」

ベク「だーーーーっ！なんだよ！」

A「よ、呼び慣れるように練習してるんですよ！ベッキョンさん！ベッキョンさん！」

ベク「うるせぇクソガキ！」

A「あぁーー！！クソガキって言った！」




馬鹿野郎。
んな沢山ベッキョンさんって呼ぶな。

心臓に悪い。


どうすんの？そんなんで「オッパ」なんて呼ばれたら。


ほんと気が狂いそうになる。まじ勘弁……。




ベク「で、なに食うの？」

A「上かn……あ、ベッキョンさんオススメのお店とかないんですか？」

ベク「んー、あるっちゃあるけど俺の好きなもんになるよ？」

A「それでいいです！私、チョコ以外は食べれるんで！」

ベク「逆にチョコ食べれないのかよ」




女ってチョコが好きなイメージがあったんだけど違うんだな。


覚えとこ。

Aはチョコが苦手。




A「あ、ホワイトチョコなら食べれます」

ベク「ホワイトチョコはダメな人は多いけどAは逆なんだな」




面白いなぁ。


もっとAのこと、知りたいなぁ＿＿＿＿




A「ここ、ですか？」

ベク「おう」

A「絶対ここ高いですよ！！」




連れてきた店。

割と高級な造りの店にAは俺の裾を引っ張って「もっと安いお店にしましょ？？」なんて言う。




ベク「いいの。俺が食べたいんだから。」




そう言って裾を掴んでるAを引きずるように店に入ると




セフン「いらっしゃ……お、ヒョンじゃん。
店来るなら連絡し…………って女の子！？！？え！？ヒョンが女の子連れ込んでる！！！」

ベク「セフナうるさい。奥の部屋空いてる？」

セフン「空いてるけど、え！？女の子！？」




騒いでるセフンを手で避けて「いつもの２人前」とだけ言ってAの手を引く。


Aもセフンと同様混乱してるようで。




ベク「ここ大学の後輩の家がやってるすき焼き屋。
さっきの店員が後輩。今大学４年生。」

A「い、イケメン……」

ベク「こら」




なに？Aは面食いなの？


いつも使わしてもらってる簾の掛かった５人くらいの個室。

不思議でなぜか椅子がL字に並べられてるから＿＿＿＿距離も近い。





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【５】上官は心配性→←2

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