第ニ十六話 始まる前の ページ2
あのあと、私は
アイドル科の人に気付かれないよう、
隠れながら教室まできた。
教室と言っても、空き教室だ。
今のこの間だけは
この教室で、時間がくるまで
待っている決まりになっているのだ。
その教室にいるのは...
鷹「おーす、A♪
いつ見ても、可愛いなぁ♪」
女っぽくない鷹さんと
楓「き、今日も頑張ろうね...」
やる前から、死んだ顔してる楓ちゃんと
レオナ「あぁ〜！
レオたん、可愛いよ〜！」
レオさんの写真見て、盛り上がってる
レオナちゃん?の３人。
この空き教室は、プロデューサーが集まる教室である。
楓「また、雪那ちゃんが、
私たちを見殺しにしないか
心配。」
楓ちゃんが、私の近くに来て
そう言った。
楓ちゃんは、こういう行事はあまり好きではないと、聞いたことがある。
『大丈夫だよ？
きっと、見殺しにしないと思うよ♪』
だって、昨日
私も雪那ちゃん、見殺しにしたからね♪
楓「ほんとに？」
『うん♪』
私の顔を見て、
楓ちゃんは、安心したように
微笑んだ。
あぁ。
マジ、可愛いわぁ。
何故、その顔を他の人に
めったに見せないのかねぇ？
わからん。
鷹「なあな。
俺ってさ、女に見えんの？」
『ぎゃっ』
急に、後ろから現れた鷹さんに
ビクッ、と肩を揺らした。
鷹「おいおい。お前、顔いいんだから
その声、どうにかしろよ。」
『ん？顔だけいいって言いたいのかな？』
鷹「ご、ごめんなさい。」
ｼｭﾝっとなる鷹さんに
私は抱きつく。
見た目は男っぽいけど、
中身はれっきとした女だよ！
仕草、乙女。
鷹「A。お前、無防備すぎ。」
ふわり、と 私を腕の中に
引き入れる鷹さん。
鷹さんの腕は、がっしりしていて
そこらへんの男よりも
筋力があるように思える。
鷹「こうされてもいいのか？」
鷹さんの顔が、近付いてくる。
うわぁぁ///
綺麗な肌ｯ
間近で見ると、可愛いかも//
顔が近付いているというのに
冷静?な私。
楓「ちょっと待って‼」
さっきまで、空気にされていた楓ちゃんが
ベリッ と
私と鷹さんを引き剥がす。
鷹「何すんの〜？
あっ。もしかして、お前もしてほしかった？」
鷹さんは、楓ちゃんの顔を見るなり
顎クイをした。
楓「結構です。」
楓ちゃんは、鷹さんの手をどけて
私の方を見る。
楓「Aちゃん。
気を付けてね？
今日は、本当に地獄かもしんないから。」
楓ちゃんの顔は
真っ青だった。
『自分で言ったのに、顔 青いね？』
楓「普通はそうだと思うよ」
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タマラ(プロフ) - ありがとうございます！そういってもらえるとありがたいです！更新は、自分の気分次第で書いていく方なので、更新が遅くなるかもしれませんが見てくれるとありがたいです！ (2017年9月9日 22時) (
レス) id: a68c92d3a3 (このIDを非表示/違反報告)
ダム - 鷹くん？(ちゃん)が個人的に好きなので･･･惚れそうです(ギャップ萌え)更新頑張ってください！！ (2017年9月9日 16時) (レス) id: 2ff503f88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タマラ | 作成日時：2017年4月21日 10時
