同情と恋心 (ページ14)

今日:39 hit、昨日:0 hit、合計:68,675 hit

さり気ないフォローページ14

私の一言で変な空気になったのは下を向いていてもわかった。

【どうしよ。。

どうにかこの空気変えなきゃ、！！

でも、、、なんて言えばいいの……(＞＜)】

その時、張り詰めた空気を割くように声が聞こえた。

(玉森)「えっ、じゃぁジャニーズはちょっとは知ってたんだ？

二階堂、

残念だったな、お前のファンじゃなくて(笑)」

【えっ、？

なんで、、、？

玉森さんが、私をフォローするように喋ってる……？

そう言えば、さっきも玉森さんがさり気なく私をフォローしてくれてた。

なんで助けてくれるの、

でも、すっごく助かった…】

ふと、顔を上げて玉森さんの方を見ると、何事も無かったかのようにメンバーを見ている。

私は隣から玉森さんを見つめながら、心の中でありがとうございますと呟いた。

それから色々な話をして、時間が過ぎた。

あれからは特に玉森さんと会話をする訳でもなく、ただ私は皆さんの話を聞いて笑っていただけだった。

その時間も、隣の玉森さんが笑った瞬間にちょっと嬉しくなったり、急に喋らなくなっちゃうと何考えてるんだろうって気になったり、ずっと頭の中は隣の玉森さんでいっぱいだった。

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎて、手元の時計をみるともうすぐで12時になりそうだった。

【うわっ、もうこんな時間。。。

終電もあるし……

どうしよ、皆さん盛り上がってるし、

水差すような形になっちゃうから、なんか抜けにくいなぁ…】

そんなことを考えていると、玉森さんが私の方を向いて小声で話しかけてきた。

(玉森)「時間大丈夫？」

「あっ、へっ？」

ビックリして変な声が出た。

(玉森)「あっ、なんかさっきから時計気にしてるから…

なんか違ったらごめんなさい、！」

「あっ、、そうなんです…じつは、、、

もうそろそろ帰ろうかなって思ってて。

でも、皆さんの魔を指すのもなんなんで、どうしようかなって……。」

(玉森)「じゃ、俺と一緒に帰ります？」

そう言って、少し笑った。

「えっ、？

そんなこと申し訳ないでs」

と言いかけた時に

(玉森)「あのさ！

俺、帰るわ！(笑)

明日早いし、帰ってやりたいことあるし、」

(千賀)「あれっ？明日早かったっけ？」

(玉森)「とりあえず、俺が早いって言ってるんだから、早いんだよ！」

そう言って、玉森さんは帰る準備を始めた。