柱の女、痩せさせられる。【鬼滅の刃】

▼ 水柱 と ページ6

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「今日中に山を伍つ越えろ。休憩は一刻のみ許す」

「なんなの？冨岡さんって実は鬼畜なの？」



足が死にそうになりながらも頑張って水柱の屋敷に向かい、その日の朝に冨岡氏から死刑宣告を受けた。



「冨岡さんは昨日私が何したか知ってます？」

「一日中走ったと炭治郎から聞いた」

「聞いた上で？」

「利用しない手は無い。体力が落ちたのならば万全の状態に戻せ。足を捥ぐ勢いでやれ」

「ヒェ……」



暫くの間グダっていたが、もうそろそろ冨岡氏の眼から光線が発射されそうな勢いだったので始める事にする。

昨日も見たよこの景色。そして山！冨岡さんは私の数歩後を着いて来ている。アッ一応来てくれるのね！な〜〜〜〜んにも話さないけど来てはくれるのね！！



「早速だけどもう休憩して良」

「生殺与奪の権を他人に握らせるな！！」

「エッいやそんな大袈裟な事じゃなブベラッ！！！」



頰に無慈悲なグーパンを入れられた。何で！？！？
ジンジンと痛む患部を押さえる。コイツの拳にはゴリラが宿っていると確信した。



「もっと計画的に使え！お前の其の阿呆で無計画な考えは死に直結する！」

「いや休憩は自分で考えて使えっつったじゃん〜〜！！個人の自由じゃん！！！」

「家畜に人権など無い！！！」

「ヒャーーッ」



言い切っちゃったよ！！とうとう冨岡さん言い切っちゃったよ！！！

家 畜 に 人 権 は 無 い ん だ っ て ！！！！


ぴぇーん！！と泣き出した私のケツをぺん！と竹刀でぶっ叩き「走れ！！」と喝を入れる冨岡さんは実は鬼なんじゃないかと思い始めるまで、後半刻。



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