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背を向ける、タキシードの二人に向かって
「す、すみません、意外と時間かかっちゃって・・・」
恐る恐る声をかける
「え、Aさん?待って待って待って、それはやばいよ////」
「おっと、これは予想外つか、想像以上だな」
「す、すみません!自分もこんなの着る予定じゃなくて、その勧められるがままというか、自分じゃ選べなくて・・・・・」
「なんで謝んだよ。俺らが言ってんのは、綺麗すぎてヤバいの方な?」
そう言って、おでこをツンっとつついた
「はい、ミツ先輩、セクハラー。お触り禁止ー。」
「そう言う玉森も、ずぅっとこいつの胸ばっか見てますけど?視線がそこに集中してますよー」
「なっ////み、見てないっすよ!!」
たしかに、ちょいちょい視線は感じてたけどさ
もはや見て見ぬふりだよね
まぁ、ほぼ作りものというか、偽造の胸ですから
盛っただけなんですけどね・・・・
「でも、お前気をつけろよ。基本的に俺らと行動するけど、俺も玉森もお前から離れない保証はないからな」
「大丈夫ですよ。もう自分で対処出来る歳なので」
「Aさん、そう言って安心してんのが危ないんすよ。ちゃんと危機感持ってくださいね?」
少々過保護な、先輩と後輩に年を押される
そろそろパーティー開始時間なので、ホールに向かう
私の両脇に構える二人は、まるで騎士のようだった
慣れない高いヒールで、上品に歩く
こんな私も、騎士に守られるお姫様に見えるのかな____
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作者名:たまっち | 作成日時:2020年1月21日 0時