二番目の愛 (ページ28)

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｢た、たまちゃ、ん・・・もう、やめよ？」

｢そんなんやめれるわけねーだろ」

そう言って、寝室へと押し進められ、そのままベッドに押し倒された

視線の先には天井と玉ちゃんの顔

余裕のなさそうな表情に、身体が熱くなる想い

このままだと、彼の沼に引き込まれてしまう

purururururu

｢ご、ごめん。私出なきゃ・・・」

そう言って電話に出る

『あ、もしもし？夜遅くにごめんな？明日の夜大丈夫？LINEしたけどお前見ねぇーから』

｢あ、ごめんなさい。気づかな、キャッ」

なんだ、どうした、と受話器の向こうから聞こえる心配の声

｢ミツ先輩でしょ？どうぞ続けて？」

と言いながら、後ろから強く抱きしめられる

そして、首筋を舌でなぞられる

｢ご、ごめ、なんでも、い・・・」

『大丈夫か？なんか変だけど』

ミツ先輩ってやっぱり、鋭いね？なんて耳元で囁いてくる

｢うん、うん！大丈夫、だよ。じゃあ、また明日ね？」

あっちはまだしゃべっている感じがしたが、それどころでは無い

｢た、たまちゃん、やめ、て、」

私の抵抗とは裏腹に、服の中に手が入ってくる

免疫のないその手に、身体がビクッとなる

｢ふはっ、感じてんじゃんじゃないすか。悪い子ですね？」

抵抗する間もなく、一つ一つ自身に身につけてあるものが剥ぎ取られていく

優しく撫でられる度、声が出そうになるくらい感じてしまう

｢今は何も考えなくていいから、俺だけを見て」

宏光さん、ごめんなさい

今日だけは、許してください

どうしても埋められない寂しさが、私にはあるみたいです

今だけ、一番目の愛を受けさせてください

自分だけに向けられる愛

想われる愛の重みが、私の空虚な部分を埋めていく

ごめんと言えない代わりに、快楽を与える

それしか私にはできないから

純粋で真っ直ぐなあなたを、今日、私が汚してしまった

掴んでは行けない命綱に、手を伸ばしてしまったんだ＿＿＿＿＿