二番目の愛 (ページ26)

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｢んで！どーなんすか！」

｢え、まだ続けんの？」

ここまで来たら言及してやる！

｢んー、俺かぁ。今は好きな人はいないかなー。でも、小学校から高校まで一緒のやつがいて、そいつんのことがけっこー好きだったのは覚えてる」

｢え、なに？幼馴染ってこと？」

｢んま、そんな感じかな？」

｢じゃあ、最初から幼馴染って言えばいいのに。分かりずらい」

少し伏し目がちに、お酒の入ったグラスを回す

｢幼馴染って言葉さ、なんか嫌じゃない？友達以上だけど、恋人にはなれない、みたいな感じ？」

まぁ、でもたしかにそうだ

幼馴染って、なんか境界線をひかれてる感じがする

｢てことは、その人のこと小学校から高校までずっと好きだったってこと？」

｢んまぁ、そんな感じ？相手は俺にそんな気全くなかったけどな笑」

なんか、切ない

俺とAさんにも、後輩先輩の境界線が引かれてるように感じられた

｢今は、その人何してるの？」

｢会ってないからわかんねーなー。高校卒業してお互い離れちゃったから、そのまま疎遠になった。だから、今は別に好きとかいう感情はないかなー」

｢ふーん。ガヤさんでもそんな報われない恋、するんですね」

｢お前、興味あるんだかないんだか。」

その後は他愛のない話をして、解散した

色々愚痴ってスッキリしたし、明日もAさんに会えるから頑張ろー

なんて、呑気なことを考えみる