二番目の愛 (ページ23)

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｢よし、じゃあ、みんな集まったな。始めっか」

今日の打ち合わせは、みんなで意見を出し合ったり、問題点についてあげてみたりと、忙しかった

だから、色々と複雑なものを考えなくて済んだ

｢あ、そうだ。このプロジェクトに際して、レセプションパーティーがあるらしいんだ。課長が、俺らを派遣したいらしいんだ。ついでに宣伝してこいだとよー。」

｢パーティー、ですか？」

｢お前も、玉森も初めてだもんな～。珍しい酒があるからって、飲みすぎて酔っ払うんじゃねぇぞ！」

特にお前、と指をさされる

自分でもよくわかんないけど、酔っ払うと人のことを呼び捨てで呼ぶらしい

｢だ、大丈夫ですよ！そんなへマシません！」

｢まぁ、Aさんが酔っぱらったら、俺が手取り足取り介抱してあげますよ？」

ニヤっと口角をあげる後輩

いつもとはちがう、色気のある表情に恥ずかしくなる

本気です発言をされて、玉ちゃんの前ではどうしたらいいかわからなくなり、思考が停止する

｢ぃ、いいから！！まず仕事だから、そんな飲みませんし！」

｢まぁ、玉森にはこいつの介抱は無理だな。お前にはある意味耐えられない」

｢は？どう意味ですか、それ？なんかAさんのこと、全部知ってるみたいな感じ、ムカつくんすけど」

｢こいつが酔ったら、きっと玉森は暴走するから。それは、阻止したいからな」

宏光さんの一言一言に、キュンとする胸

その言葉に動揺してる者が1名

どうして、君がそんな真っ赤になってんのよ、

｢あっれー！玉森、顔真っ赤！お前、今変な妄想してただろ？」

｢し、してないっすよ！！！」

玉ちゃん、その顔、してるって言ってるようなもんだよ