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村上side
結局、俺が離れようとするとぐずるから、水分補給は諦めて。
「ヨコ、今日いつもとちゃうけど、なんかあったんか?」
もう、単刀直入に聞いてまおうと思ってな。
「しんどいことあったんやったら、言うてみ?話聞くくらいやったらいくらでもできるから、な?」
「…なんも、あらへん…っ…」
「ほんまに?なら、なんで今日はそんなにグズグズ言うてんの?」
「…別に、何かあったわけやないッッ…けど……」
「ん?けど…?」
「…けど…ちょっと、さみしくて、しんどかった……」
「…寂しかった…?あぁ、ここ最近、割と1人のこと多かったもんな…」
「…ん……嬉しいんやけど、でも、色々、ちゃんとせなあかんしっ…緊張するし…グスッ……ヒッッ……」
「ん、そかそか。よう頑張ったなぁ。元々、知らない人と話すのあんまり得意とちゃうもんな。ヨコはほんまによう頑張ってると思うで。」
いつもと違った弱々しい姿見て、いつもやったら絶対できひんけど、なるべく優しく頭撫でてやって。
しばらくそうしてるうちに、泣き疲れたんかだんだんウトウトしてきたから。
「熱高いしまだしんどいやろ。寝られそうなら寝ときや。」
「…んぅ……ヒナ、どこも行ったらあかんで……」
「はいはい、ちゃんとここおるから大丈夫やで。」
これまた、いつもやったら絶対言ってこないようなことを言いながら、あっという間に眠りに落ちたヨコ。
まだ熱は高そうなんやけど、だいぶ汗ばんできたし、寝顔もそんなに苦しそうやないし、次起きる頃には割と楽になってるんちゃうかな…
…ってか、俺ら結構長く喋っとったのにすばる起きなかったな(笑)
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るー∞(プロフ) - 更新待ってます! (2019年3月21日 11時) (レス) id: 91622ef3ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆ ず そ ー だ(プロフ) - 頑張ってください! (2018年8月31日 0時) (レス) id: e209db4987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理系女子♪ | 作成日時:2018年8月29日 20時