検索窓
今日:9 hit、昨日:18 hit、合計:4,996 hit
小｜中｜大

-3 ページ4

.


『どうしてここだって分かったの？』


一虎「探したから。ムショから出てさ色々知ったよ。東卍がやべぇ組織になっちまったこともな」


『...それで何しに？』


一虎「単刀直入に言う。俺はあの頃の東卍を取り戻したい。力を貸してくれ」


『......羽宮、私にはそんな力なんてないよ。人選ミスなんじゃない？』



場地が血のハロウィンで死んで羽宮は年少に行った



一虎「お前は変わってねぇな。相変わらず、そうやって自分を責めてんな。なあ...本当はお前も東卍を元に戻してぇって思ってんだろ」



心臓が嫌な音を立てた



『羽宮、もう私に関わらない方がいい。私は極悪人になったよ。関わったらろくな事がない。せっかく出てきたんだから真っ当に生きなよ...』



逃げるように店の方に足を向けた



羽宮「んな事聞いてねぇ」


『無理なんだよ。稀咲が生きてる限り。あのドラケンでも稀咲にハメられたんだよ。アイツは自分の手を汚さずに人を簡単に操って殺すような人間だよ。そんな奴に逆らったら…』



縁を切ってまで離れた家族が殺される

関係ないあの店の連中やあの子が殺される

きっとまだ稀咲に見つかってない羽宮までも


そんなの嫌だ



『知ってるでしょ。私がどう考えたっても頭が弱いからどうにもならないって…...羽宮、お願いだよ。もう関わらないで。これ以上私の知ってる人がいなくなって死ぬのは嫌だよ』



三ツ谷の他にマイキーも行方知れず

稀咲はそれを良いことに総長代理になっている

どれだけ探しても見つからない2人

もうこの世に居ないとしか考えられなかった

だから、今生きている奴らを守りたい

今でもすぐにあの頃の東卍の皆の顔が浮かぶ

東卍はいつからこんなになったんだろう

なんで、流されて良いように利用されて

見てるだけだったんだろうか


羽宮


お前は私に「変わってない」と言った


自分でもよく分かってる


利用されて、最悪な事になってから


後悔して、嘆いて、逃げて、目を逸らして


そして今も何もしなくて


私が1番死んで謝らないといけない


仲間のためだと思っても


多くの人を殺した


殺した奴にも家族がいるのに



辛いよ



羽宮「...また来る」



足を洗ったお前が憎いよ


憎いほど羨ましい


危険な橋を渡ってでも東卍を変えたいと動いているお前が


私にはもうできない


降り始めたこの雨が


私だけに効く劇薬だったらいいのに



『.......楽になりたい』



ごめん


本当にごめん、皆

-4→←-2



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
設定タグ：東京リベンジャーズ , ブラスタ , 佐野万次郎   
作品のジャンル：アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！制作中ですので、しばしお待ちください！ (2022年5月16日 20時) (レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
 ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：珠羅 | 作成日時：2022年5月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。