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エト「新作だよ。君もあの集会で思うことがあるだろう。けどこれを読んでくれ。そしたら分かるはずだ」
『...分かりました。王は必ず支えます』
私はあれから考えた
誰が隻眼の王なのかを
私達は人工的に作られた初代隻眼の喰種
私はあの時は幼く護られていたしヒトの世界に長くいた
なら、喰種の世界に翻弄され長く喰種の世界にいた
兄さんこそが次の隻眼の王だと
エトさんは目を見開いた
エト「...そうか、頼んだ。私の分まで...」
そう静かに笑った
エトさんを本島まで送った
船から降り1度もこちらを振り向かずに歩いて行った
その背中は
その姿は
...王のようだった
けどあのエトさんの笑顔は寂しそうで、儚げだった
正直エトさんのことは苦手だったが
彼女もまた翻弄され続けた人なんだと思うと
もっと話せば良かったと後悔する
『...エトさん、何がなんでもこの世界を変えるよ』
喰種にとってもヒトとっても
平等でより良い世界を
平和な世界を創ってみせる
流島に帰って日が変わり
ボーッと海を眺めていると
アヤトさんに連れらてた
連れられた場所には
ナキさんとその部下の2人
ミザさんがいた
『...一体...何なんですか？』
アヤト「...いいから見ろ」
すると
テレビに映ったのエトさんと
『...兄さん』
兄さんの黒髪は久しぶりに見たけど
威圧的で
私の知っている優しい兄さんではなかった
《エト「こんなにも大勢の前に話をするのは「黒山羊の卵」以来でしょうか...長年温めてきた作品...私が最も書きたかったもの。このような場所でその作品を発表できることに深く感謝します。それは文字通り作家生命、「高槻泉」個人の命をかけたものになります...」》
あの時エトさんが笑ったのはこれから自分の身に起きることへの覚悟だったのか...？
《エト「作品の紹介の前に...「私について」、みなさまにお伝えしておきたいことがあります。
───────私は喰種です。「最後の作品」は私と同じようにこの世に"生まれ間違え"血肉を貪る......孤独な同胞達のために書きました」》
エトさんは赫眼を見せた
本当に命懸けじゃないか…
無駄にはできない
会見は終わり
私はあの本を読んだ
純粋に読めば"英雄劇"
けれど、エトさんは私たち喰種に向けて書いたと思えばまた違う
ヒトと喰種が対立する中
ヒトのある組織が喰種の協力者だと言わんばかりにかかれている
これが、"CCGの裏のいびつな根源"だと分かった
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(´???｀) ぬん(プロフ) - 轟くんﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!いつですがァァァァ…トドくんとの再開は...いつですかァァァァ.....←うるさい (2020年1月24日 20時) (
レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇしゃ - いつも密かながらに更新楽しみにしています！続きが凄く気になります！ (2020年1月7日 22時) (レス) id: 8af3ad812f (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - コメント失礼いたします！轟君との絡みがぁ欲しい...ﾊﾞﾀ←轟君不足 (2019年12月27日 8時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅 | 作成日時：2019年11月27日 13時
