【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です (ページ27)

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25話ページ27

国見「………それいいかもしれません」

『ちょっ国見！？！？』

国見の同意の一言で私も石化はとける。

国見「だってマネージャー達まともな仕事しませんし。今日だってみんなめちゃくちゃイキイキしてたじゃないですか。」

たしかに全員本領発揮してたわ。練習ストップしなかったし。

松川「んー、でもあの二人も一応仕事はしてくれてる訳だろ？」

金田一「俺は珠園がいた方がいいと思います！いちいち練習止まるの嫌だし！！」

『いや松川先輩以外マネージャーボロカスかよ』

流石に可哀想。自業自得だからしゃーないか。

『まぁでも、私にマネージャーやれって話ならお断りしますよ。』

勝手にヒートアップしていく彼らに私は静かに告げた。

国見「…………なんで？Aの推しが至近距離で見れるじゃん」

ちょっと残念そうに私を窺う国見。

その顔はおそらく私よりも100倍犬っぽい。

『だって、疲れるし、部活中はカメラを手放さないといけないし。

……………何より、』

私の言葉を真面目に聞いてくれている4人は、私が言葉を区切ると少し顔を上げる。

『あの面白劇場のステージに上がりたくない』

_____そう、私は今あのヒロインともモブインとも面識がない。

つまり、ただの一方的な傍観者なのだ。

それが崩れてしまえば、私はあのステージに上がることになるだろう。

……………目の前にいる彼らのように。

『私、修羅場は参加するんじゃなくて見る専なの！！わかる！？！？巻き込まれるのはゴメンだわ！！！！！

…………………あと、及川先輩ファンが怖い。』

金田一「おい本音最後のやつだろ」

『だって怖いんだもん！！！！刺される！！！！！』

ぎゃあああと自分の両肩をだき抱えると、彼らはまるでミジンコでも見るかのような視線を向けた。

おいやめろ悲しくなんだろーが。

その後もやれ部活だの勉強だのマネージャーの愚痴だの色々聞いて、別れ道でみんなと別れた。

『それじゃ、私こっちなんで。」

花巻「おー、気ぃつけて帰れよー」

松川「明日はマネージャー来るといいな？」

金田一「えっ松川さんなんでマネ、あっ珠園じゃーな！」

『じゃーねー………あれ、ユウタロスには言ってなかったんだっけ？私がマネージャー推しなの。』

国見「ちょ、wwwwwwユウタロスってwwwwwwユウタロスってwwwwwwww」

はよ帰れや。