【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です (ページ21)

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19話ページ21

昼休みだよ！！！全員集合！！！！！！

今日も！！！おとももちが！！！！委員会で！！！！いないよ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！(クソデカボイス)

「ねぇ、珠園さん。」

内心荒ぶりまくってる私を止めるのは誰！？！？やめて頂戴！！！私今傷心中なの！！！！！

声のした方を見ると、全然顔も名前も知らない女の子が3人。

………………ホントに誰？？？？

「ちょっと、来てくれる？」

首を傾げる私を無視して、彼女たちは私を体育館裏に連れていった。

______さすがに私でも先の展開が読めるぞ………

あ、でも後ろついて行った時の彼女たちめっちゃいい匂いした。香水かな？可愛いね。(変態)

体育館裏に着くやいなや、女の子達は私を壁に突き飛ばす。

おいおい、せっかく可愛いのにこんな乱暴なことしてたら寄ってくる男も寄ってこねーぞ？

…なんて、壁にもたれながら考えていると、急に彼女たちは喚き始める。

「あんた朝、英くんと仲良さそうにしてたよね？」

「そうやって近づいてさ、自分が釣り合うとでも思ってんの？？だっさーい！」

「ウチらが英くんのこと狙ってんの、知ってるよね？

…………もう、英くんに近づかないでくんない？」

3人から口々に浴びさられる容赦のない言葉。

あぁ、女の子達の争いごとは見る専だったのに…………

どうしたものか、と頭を悩ませていると、私はあることに気がつく。

『“英くん”って…………誰ですか………』

今の私の頭の中は今まで話したことある人物がリストアップされているが、“アキラクン”なんて名前で呼んでるものなんて一人もいない。

アキラさんなら知ってる。あの、ゆうがたクイ〇テットの。

知ってる人いるかな？ゆう〇たクインテット。

「「「はぁ！？！？」」」

目の前の女の子3人はそう叫んでから私を信じられない、といった目で見た。

え、アキラクンはそんなに有名人なの？ごめん……

『…………だからごめんなさい、私まだ“アキラクン”と話した記憶が全くないから多分人違いだと思うんだけど………』

愛想笑いを浮かべて正直なことを言うと、私の腕の真横にそれはそれは美味しそうな生脚が飛んできた。

俗に言う足ドンである。

「あんた…………ふっざけてんじゃないわよ！！！」

3人の中でもリーダー格であろう女の子が叫ぶ。

なんでなんでなんで！？！？！？