検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:172,593 hit

10 ページ10

「土方さん、原田さんが彼女を見つけ、屯所に運び込みました」

「そうか、ありがとな山�・」


土方の表情は、満月を見上げたまま変わらない

山�・に礼を言うと、屯所への道へと進んだ





***



藤堂「取り敢えず、広間に運ぼう!」

原田「あぁ、怪我の手当をしてぇ
から、源さん呼んできてくれ」

藤堂「分かった!」


2人は別れると、原田は広間、藤堂は井上を呼びに小走りでかけて行く




原田「…っしょっと…

これでいいか、…平助!」


藤堂「呼んできたぜ!」


原田はゆっくりと女を降ろすと額の汗を手で拭った

女はまだ気を失っている

広間の外から顔をのぞかせた藤堂。その後ろには井上の姿がある



原田「源さん!頼む」


着物にも血がにじんでいる

傷は決して深くはないが、女の身体に傷が付くのは原田として、避けたいところだった


井上「あぁ、分かったよ」

そんな原田の気持ちを読み取り、
井上が女の腕に手をかけた時だった


「……っ、さわるな…!」


顔を顰めながら、横たわっていた身体を無理に起き上がらせる



井上「…!?」




「…やめ…ろ……ぐっ……」



女はヨロヨロと足をよろけさせながら、外へと足を運ぶ

先程まで眠っていたとは思えない


藤堂「おっ、おい!」


「…行かないと…」


原田「おい!怪我してんだから手当しろ!」


「…あの子達…守ら…ない…と」



藤堂「聞いてんのか!おい!」



「……どけっ」


原田と藤堂の手を振りほどきながら、外へと一歩ニ歩と進んで行く









「_________おい、

逃げようとは随分といい度胸してるな」

11→←09



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (139 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
221人がお気に入り
設定タグ:ドラごん , 薄桜鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。