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「土方さん、原田さんが彼女を見つけ、屯所に運び込みました」
「そうか、ありがとな山�・」
土方の表情は、満月を見上げたまま変わらない
山�・に礼を言うと、屯所への道へと進んだ
***
藤堂「取り敢えず、広間に運ぼう!」
原田「あぁ、怪我の手当をしてぇ
から、源さん呼んできてくれ」
藤堂「分かった!」
2人は別れると、原田は広間、藤堂は井上を呼びに小走りでかけて行く
原田「…っしょっと…
これでいいか、…平助!」
藤堂「呼んできたぜ!」
原田はゆっくりと女を降ろすと額の汗を手で拭った
女はまだ気を失っている
広間の外から顔をのぞかせた藤堂。その後ろには井上の姿がある
原田「源さん!頼む」
着物にも血がにじんでいる
傷は決して深くはないが、女の身体に傷が付くのは原田として、避けたいところだった
井上「あぁ、分かったよ」
そんな原田の気持ちを読み取り、
井上が女の腕に手をかけた時だった
「……っ、さわるな…!」
顔を顰めながら、横たわっていた身体を無理に起き上がらせる
井上「…!?」
「…やめ…ろ……ぐっ……」
女はヨロヨロと足をよろけさせながら、外へと足を運ぶ
先程まで眠っていたとは思えない
藤堂「おっ、おい!」
「…行かないと…」
原田「おい!怪我してんだから手当しろ!」
「…あの子達…守ら…ない…と」
藤堂「聞いてんのか!おい!」
「……どけっ」
原田と藤堂の手を振りほどきながら、外へと一歩ニ歩と進んで行く
「_________おい、
逃げようとは随分といい度胸してるな」
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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時