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「……姉さん…」
いつも、自分が頼りにしてるなら
自分も頼りにして欲しい
「誰にやられたんだ…？」
「………」
姉さんは
寂しそうに微笑むと、
俺を撫でるのをやめて
頭を撫でていた
その手を俺の前で開く
その右手はとても綺麗な真っ白な肌なのに
たくさん傷があって
何をしたらこうなるんだろう、と思った
「この手を見てて」と言うように
俺に目線を送る姉さん
うん、と頷くと
姉さんの言う通りに手を見た
＿＿＿＿＿シュゥ……
手を強く握る
すると煙のようなものが手の隙間から出てくる
「……え、」
しばらくして手を開くと、
その傷は跡形もなく消えていた
驚いた俺は、まだ手を見つめている姉さんを見上げた
今のは何？
なんで傷が消えたんだ…？
不意に、ある言葉が脳裏をよぎった
＿＿＿＿＿＿＿＿“化け物”＿＿＿＿＿＿＿＿
ただ呆然と姉さんを
見る事しか出来ない俺に
姉さんは困ったように微笑むと、
立ち上がって
『…人は私を化け物って言う
だけどね、
守りたいものが出来ると
…人は強くなるんだよ』
そう言った
寂しさを秘めた、小鳥のような美しい声だった
空を流れる雲を
見上げる姉さんは
今にも消えてしまいそうで
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
泣けた(´Д` )←
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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (
レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結！？ (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを！Σd(ﾟ∀ﾟ｡) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2013年8月21日 1時
