27 ページ27
部屋の前で胡坐をかく
そして、早速本題を切り出す
「さっきのはどうして…?」
「…世話になっている以上、挨拶もろくにしないのも駄目だと思って…」
「え、そんな心配してたの?」
正直驚きだ。
いつも寝ているし、いつ起きて何をしてるのかも分からないのに
いつの間にそんな心配をしていたんだろう
「僕だってそのくらい考える」
「そっか、僕が伝えておくよ」
「…ごめん。」
彼女は申し訳なさそうな声で謝った
「いーのいーのそのくらい」
そう言えば最近、日本語が片言から解放しれつつあるな
始めてあったときは本当びっくりするくらい、極度な片言だったのに
「君、言葉遣いうまくなったね」
「…色んな人と喋っているうちに身についた。」
「そうなんだ、それは良かった」
誰と何を話してるんだろう
そんな事考えているうちにモヤモヤする
「じゃあそろそろ僕行くよ」
「…うん、本当ごめん」
ふぅ、と一息ついた後、腰をあげその場を後にした
___________
小さな出来事だけど、皆は驚いていた
まさかそんな事思ってくれてるとは。とも言ってたし
いやぁ美人さんだな。なんて変態さんは言ってるし
でも、少しでも顔を出してくれた事が嬉しい
数ヶ月経っても顔一つ見せず、心配していたところだったから
皆もそうだったんだろうな
顔が生き生きしてる
こんな男ばっかりの中で部屋から出ずに引きこもり。
そりゃあ誰でも心配するよ
きっと、ここ数日はこの話題で持ちきりなんだろうな。
___________
「はぁ?あいつが居ない?
いや、今更逃げるような真似はしないと思うぜ?だってほら、礼儀もちゃんとなってるお嬢ちゃんだし…
きっと寝てるんだろ」
「いやでもよ、気配がしないんだ。」
「一応、周辺探してみるか」
・
・
・
藤堂side
「やったぁ!ありがとう!」
「僕も頂戴!」
ふと探していると数人の子供達がはしゃぐ姿が目に入った
「…はい、これで最後ね」
「ありがとお姉さん!」
「ううん、いいの。仲良く遊ぶんだよ」
「はーい」
221人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時