検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:172,598 hit

19 ページ19

空はまだ薄暗い



「……ん…?…」



気がついたら腕を組んだまま寝ていた
やばい、見張りの途中だった。でもまだ暗いから、そんなに長くは居眠りしていないはずだ。
そう思いながら、そいつが寝ているはずの布団に目をやる



…あれ?



そこに寝ているそいつもいなければ、寝た痕跡もないくらいに綺麗に畳まれた布団。



綺麗に畳まれた布団…



綺麗に畳まれた布団!!?



嘘だろ。



サァァっと血の気が引いていく
寝ぼけていて働く事を知らない脳に、サイレンが鳴りまくる
あぁ土方さんに殺される。
皆今までありがとう。
色々あったけど俺幸せだったよ。



夢の世界から一気に現実に連れ戻されてからすぐの体は、あまり瞬時に動かない
フラフラと足元をフラつかせ、立ち上がり、勢いに任せてガラッと障子を横にスライドさせる



もう笑う事しか出来ない口元と、あははと涙目に笑う瞳を表情に残したまま、俺はその部屋から一歩足を踏み出した





_____*_____






僕を見張りしているはずの少年は、全く起きようとしない。いや、起きようとする素振りさえも見せない。



「…くかーーー…」



普通、捉えられたならば、誰もがここで逃げようと思うだろう
捉えられた者は見張りの隙をついて逃げ出すもの
ましてや見張りが1人で居眠りをしているなどという事は、絶好のチャンスなのだ



けれども僕は逃げない。
逃げ出さない。



これはあくまで僕の考えにすぎないが、逃げ出してもまた追われるだけ
僕の場合、新しい敵を次々と作ってしまうのだから、それだったら逃げない方が都合が良い



「…へへ…っ……」



少年、涎が垂れておるぞ



無表情で少年を見る
無表情過ぎて「氷で出来ているようだ」などと言われた事もあった



あぁ、もう考えるのはやめよう



良い事がない



考えるのをやめても、良い事は無いのだけど



布団を綺麗に畳み終えると、スッと障子を開ける
部屋から足を踏み出すと、月明かりが僕を照らしていた





**********

久しぶりの更新です本当にごめんなさい。痛い痛い。蹴らないで。

|壁|’Д’lll)ァ゛。。ゴメンナサィ・・。


中間テストがありまして。
と言うかまだやってないんですけど、その間の勉強習慣みたいな

あ、そうですよね。言い訳なんかいりませんよね。って痛いってば痛い。蹴るな←

間が空いて、書き方が変わった気がします。

文章力降ってこい。

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (139 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
221人がお気に入り
設定タグ:ドラごん , 薄桜鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。