52話 体育祭VII ページ7
初っ端にあの4人のハチマキをとっておいたからか、その後こっちに騎馬が来る事もなく、無事に本戦も1位で通過。
ちな、2位は焦凍兄チーム、3位緑谷さんチーム、4位爆豪さんチーム。爆豪さん荒れてたなあ。
悠仁先輩に作ってもらったお弁当を楽しみに、席に戻ろうとすると、
「五条、ちょっといいか？」
焦凍兄が話しかけてきた。
「駄目って言ったら？」
「……わりい。聞きたい事があって」
出た、悪いって思ってない謝罪！
「手短にお願いします」
「ここじゃ話しづらいから、ちょっと来てくれ」
あーこれは長くなる。お昼どうしてくれんだ。
恵先輩に先に席に行ってもらい、焦凍兄に着いていく。
着くやいなや飛び出した言葉は、
「俺、妹がいるんだ」
……知ってるよ！！ この人、自分の妹の顔忘れたの？
そんな言葉を胸に押し込み、ポーカーフェイスを保つ。
「あなたの家族構成に興味ないんで」
なので帰って良いですか？ と聞くと、首を振る焦凍兄。
「俺の妹、Aって言うんだ」
「へえ。名前一緒なんですね」
「ああ」
「で、その妹さんが何か？」
あっれれー？ おっかしーぞー？ なんで私が話進める手伝いしてるのかなー？？
「俺ん家の事情は知ってるよな。妹は無個性で、ある日突然引き取られていった」
「なるほど」
「単刀直入に言う。お前は、轟Aじゃないのか？」
……気づくの早すぎだろおおおおお！！！ え、焦凍兄天然じゃないの？ いや、天然だからこそか？
「五条、妹と似てるんだ」
「いえ、私の容姿は家族と一緒なので」
嘘は言ってない。兄と一緒だもん。
「そうか……勘違いだったみてぇだ。ごめんな」
「いえいえ」
ふぃー。なんとか誤魔化せた……
「大丈夫だったか？」
「危なかったです」
席に戻って一分始終を話す。お昼は美味しく頂きました。悠仁先輩神。
「天然って爆弾ぶっ込むから怖いわよね」
「ホント心臓に悪い」
「Aも天然だけどな」
「え、マジですか？」
「マジ。告られるまで人の好意に気づかないだろ」
「あーそれはありますねぇ」
……なんで恵先輩顔しかめてるんだろ？
「なら、天然っていうより鈍感じゃない？」
「ひっで」
あ、紅茶なくなった。買いに行こ。
「自販機行って来ますね」
私が自販機を探しに行った後、
「……鈍感すぎるだろ」
「「「「「「「ウン」」」」」」」
と、皆が頭を抱えた事は、知らない話。
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yui(プロフ) - 第三弾はまだ作成中となっています。今日中にパスワード解除しますので、もうしばらくお待ちください。楽しみにしていただいてありがとうございます！！ (2023年2月5日 6時) (
レス) id: 8606fea28c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - いつも楽しく見ています！失礼ですが第三弾パスワードはどうしたらわかりますか？ (2023年2月5日 0時) (レス) @page37 id: 8d3847b149 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 初コメ失礼します。第三弾パスワードってどうしたらわかりますか？ (2023年2月4日 22時) (レス) @page37 id: 853b88f4af (このIDを非表示/違反報告)
猫狗 - yuiさん» 二リットル！？どうせなら二十リットル...((((相手にはできないのか...はっ、気づかれないようにザリガニでも忍ばせれば...(((((続き楽しみにしてます！ (2023年1月20日 21時) (レス) id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 猫狗さん» ええ実行しましたよ２Lってところがポイントです(((((お相手にはできないんですねそれが･･････ 理由は次回の投稿で！！ (2023年1月19日 18時) (レス) id: eb54d0122a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2022年8月4日 18時
