未来は変えられる ページ29
ぺけたん side
俺は、あの事件で救世主と呼ばれたり、悪魔とも呼ばれたりしている
そのことに関して、もう何とも思わない
ただ、どうすれば街が守れたのか、俺じゃなければ守れたんじゃないか…そういう後悔だけが残った
その時ぐらいから未来が見えるようになった
未来って言っても、真っ黒い未来が、世界の破滅が見える
未来は変えられない
なら、生きてる間だけでも、この街を…いやこの街だけは守ろうと思った
そんな時、破滅に向かわせる女がこの街に向かっているのが分かった
だから、魔法で魔獣を召喚して、あの女だけを狙わせて、この街から遠ざけようとした
けど、あの4人は何をしても離れていかない
なら…俺がこの手であの女を消す
これが俺に与えられた、あの事件の罪の償い方だ
A「世界を破滅になんて向かわせたりしない!」
急にあの本が光って集まってきた魔獣を吸い込んで、地面に落ちたのと同時に女も倒れた
ペケ「…なんだったんだ…今の…」
本を開けてみても何も書かれていない
ペケ「…そりゃそうか…俺は権利者じゃないもんな…」
そっと本を閉じ、倒れている女の方を向いた
ペケ「…これであの事件の罪は消えるかな…未来は破滅でも、この女を消せば…悪く思うなよ」
女に向けて魔法を唱えようとした時、未来が見えた
ペケ「?!…なん…で…」
いつもは人がバタバタと倒れていく映像や、魔獣が世界を埋め尽くす映像、真っ暗闇の映像が流れるのに…
人が笑ってる映像、暖かな日差しや花畑、そこを走る動物の映像、魔獣がいない映像などがハッキリと見えた
騙されるな俺…こいつは必ず世界を破滅に向かわせる
もう一度、女に魔法を唱えようとするが、「もし本当にこの女が未来を変えるのだとしたら、俺はその救世主を消そうとしてることになる」それが頭から離れなかった
シルク「おーい!今こっちで凄い光が…A!?」
モトキ「Aちゃん!」
マサイ「おい…Aに何した…」
男が盾を使い2人と女を庇うように立った
ペケ「何も…話そうとしたら倒れただけ。だから、回復の魔法をかけようとしてたら、お前達が来た」
マサイ「本当だな?」
モトキ「嘘ついてるのなら、今ここでお前の首に向かって弓を射る」
ペケ「嘘じゃない…とりあえず力を使いすぎたみたいだ。俺のベッド貸すから付いてこい」
俺の力なら、こいつら全員消せるのに咄嗟に嘘を付いた
ペケ「…未来は…変えられるか…」
俺の家に全員を連れてきた
71人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とりぴー - 続きを楽しみにしてまーす!! (2022年12月28日 14時) (レス) id: 4971f20f39 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 続き楽しみにしてます! (2020年8月26日 16時) (レス) id: f70026b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 続き楽しみに待ってます! (2020年7月20日 16時) (レス) id: 826e70f5bd (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´˘`*)これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - いつも読ませてもらってます!ほんとに大好きで、展開がいつもワクワクしてます!更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月31日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:canty | 作成日時:2019年5月16日 23時