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気付いてないうちに ページ33

シルク side

次々にカメラの電源が入らなくなっていった。

最初の時に車に戻っておけば良かったかな…

カメラを触ると熱かったから、完全に熱溜まってんじゃん。今日温度高いし山の中だから湿度がなぁ…

どうやって温度を下げる?

A「これ使って!」

Aが自分のリュックから何か出してきた。

…保冷剤…あいつさすがだなw

しっかりと俺の冷凍庫から持ってきてたのかよw 今まで撮影とかやってきただけあるなw

シルク「マサイ、行けるか?」

マサイ「完全に温度下がるとまでは言わないけど、ワンチャンもしかしたら」

休憩中、Aは撮影の時に俺らのこともちゃんと見てたみたいだった。

A「シルク君、絶対にあそこで皮めくれたと思った。あそこから持ち方とかおかしかったもん。」

A「ンダホ君、あのターザンロープで膝擦りむいてたでしょ。絆創膏貼っといた方がいいよ…あ、でも先に洗ってから…はい、水。これ汚れ落とすようだし飲んでないから大丈夫。」

A「モトキ君、疲れてない?大丈夫?」

A「マサイ君、カメラ大丈夫かなぁ…保冷剤溶けちゃってたし…溶けないようにしてきたつもりだったんだけどなぁ…」

おいおい…さすがかよ…

ちゃんとみんなのこと見てるじゃん…この感じ昔のAだよ…自分では気付いてないんだろうな。

チラっとンダホを見ると

ンダホ「…昔のAちゃん…だよね…戻ったのかな…」

シルク「いや、完全には戻ってない。多分体がピンチを察して動いてるだけだと思う。」

ンダホ「…そっか…だけど何か、あの時のAちゃんを少しでも見れて嬉しいね。周りの状況を見て瞬時に動いたり…やっぱりAちゃんはマネージャーが天性の仕事なんだよ。」

シルク「だな…あの時はもう笑顔を見ることなんて無理かもとか思ったけど、俺らがちゃんと道作ってやれてるんだな。」

ンダホ「うん。まぁ、最後はシルクの手にかかってんじゃない?w」

シルク「は?どういうことだよ…」

ンダホ「好きなんでしょ?Aちゃんw」

シルク「ばっ…何で…それ…」

ンダホ「見てたら分かるよw どんだけの付き合いだと思ってんのw」

シルク「…内緒…なっ…」

小声で話してるけど、Aに聞こえてんじゃねーかと思ってヒヤヒヤするだろ…バカ。

カメラの方は…やっぱり無理そうか…マサイの顔見れば分かるわ…

どうする…こっから分かれ道…俺が中級者の方に行くのが最善策か…

悩んでた時、Aが言った。

A「…私がシルク君を撮影する…」

超えなきゃいけない壁→←大ピンチ



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canty(プロフ) - 和世さん» こちらこそありがとうございます!これからもよろしくお願いします(´˘`*) (2019年8月15日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
和世 - リクエストに答えて頂きありがとうございます! これからも楽しみにしながら待ってます! (2019年8月12日 9時) (レス) id: c4a9e12989 (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - ミナミさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - 早く続きみたい!!なんか進展していく感じがたまらなく好き!こういう系好きなのでこれからも頑張ってくださ! (2018年6月16日 20時) (レス) id: 62ab87529d (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - はらさん» 申し訳ごさいません。編集の際に誤ってオリジナルフラグにチェックを付けてしまっていたようです。今は、もう外しております。ご報告ありがとうございます。確認を怠らないようにしたいと思います。 (2018年6月14日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:canty | 作成日時:2018年6月11日 19時

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