嘘告から始まった恋でした。【青】

偽物の恋47 ページ48

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あれから、彼のことを避けるようになった。




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さ｢A〜！おはよう！｣


『…』


さ｢なんで今日置いていったんだよ〜
一言言ってくれれば時間合わせたのにさ！｣


『…』


さ｢…A？どうした？｣


『…ダッ』


さ｢え？！ちょ、A！？｣




･




さ｢A〜弁当食べようぜ！｣


『………』


さ｢…A？｣




･




さ｢A！一緒に帰ろうぜ！｣


『…ダッ』


さ｢ちょ…A！待てって！！｣




･




正直、私も胸が痛い


本当だったら今までみたいに、返事だってしたい


大好きな彼を…無視しなきゃいけないことが辛い


私も、さとにぃと喋れないの…辛いよ。


でも…さとにぃにこれ以上迷惑かけちゃいけない。


私が我慢しなきゃ………




そんな時




麗｢宮川さ〜ん！｣


『…はい』




放課後に麗華さんに呼び出された




…屋上に




大体されることも予想がついている




でも…これさえ耐えれば………もう終わり(･･･)だ




麗｢ねえ、私が言いたいことわかる？｣


『…なんですか

話さないようにしてますよね？

登下校でも会わないようにしてますよ

まだなにかあるんですか？』


麗｢あんた、巫山戯てんの？｣


『え？』


麗｢………ボカッ｣


『…痛っ！』



かなりの力でお腹を蹴られた




麗｢あんたがいるとさ。邪魔なのよ。

ころん様に嘘告させたときだって、なんの役にも立たなかった。

それどころか迷惑ばっかかけやがって…

貴方がそんなやつだからさとみ様も困ってるの。

顔も見たくないらしいからさ、早く消えてくれない？｣



『…どういうことですか、、、？』



麗｢私達の視界に入らないようにして欲しいって言ってんの｣


そう言って麗華さんは私の事を屋上の外に向かって突き飛ばした


『いっ……！！』


麗｢そこからさ、飛び降りてよ。｣




『………え？』




麗｢聞こえないの？いいから早く飛び降りなさいよ。｣



『……』




麗｢………




早くしろって言ってるでしょ！！！｣




そう言って私を突き飛ばそうとする麗華さん

死を覚悟した瞬間




さ｢…お前なにしてんの？｣




見た事ないような怖い顔をしたさとにぃが麗華さんの腕を掴んでいた

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